大三で勝手が近くなってしまったときの打ち起こしと弓構えの直し方

質問者 男性
大三を行うと、どうしても勝手が近くなってしまいます。すると、右肘が縦にしか下りなくなり、引き分けが小さくなってしまいます。解決方法を教えてください。

  大三で勝手が近くなったときは打ち起こしを見直してみよう
少し話がそれますが、質問者様は打ち起こしの重要性をご存知ですか?打ち起しは八節の動作でとても大切で、ここの体の使い方や理屈がわかるとあらゆる射癖にかかりにくくなります。

一つは打ち起しを高くすると、脇の下の筋肉(=前鋸筋)が使われることです。打ち起しで45度以上肘の高さを上げると、わきの下の皮が上方向に上がる感覚があります。これは、うち起こしで脇の下が働いている状態です。

この筋肉が働くと両肩が後ろに引けるのを防ぐことができます。すると、大三で右ひじを貼りやすくなり、必然的にこぶしが額から遠くなります。

上げ方は動画セミナーで紹介されているので参考にしてみてください。あるいは、私の実際の射の動画も中にはあります。

見ればわかるとおり、うち起こしが高くなっているのがわかります。ここまで、上がると大三、引き分けで右肩が後ろに引けません。そのため、こぶしの感覚が額より一個程度空きます。

もしも、この筋肉が使われなければ、大三で右こぶしが的方向に動くとき、右肩が動きすぎます。すると、右肘が的方向に引かれすぎたり、手首に力がこもりすぎたりします。すると、額に近づきやすくなり、結果的に、引き分けが小さくなってしまいます。

「うち起こし」を今よりも高く上げることと、それの重要性について研究してみてください。

次に、うちお越しを高く上げやすい弓構えの方法です。

 適切な打ち起こしをするために弓構えを変えてみよう
質問者様は懸け口十文字という言葉をご存じですか?当サイトに懸け口十文字の説明があります。

http://riron-kyudo.upper.jp/category241/category244/

取り懸けをしたときに、自分の親指の向きを確認してみてください。親指はどの方向に向いていますか?

もし、親指の向きがななめしたに向いていると、うち起しを上げるときに肩も上がります。親指がしたに向くと手首の上部が力むからです。そして、これは指導者に「弦をかけるときは、はずがこぼれないように手首をひねってください」と言われて、手首をひねるとなることが多いです。

上のページにもかかれているとおり、親指と弦は垂直になって角度をつくらないようにしなければ、うちおこしで肩が上がりやすくなります。

そのため、親指が弦と垂直になりやすい取り懸けをすることが必要です。そこで、したのページの取り懸けをしてみてください。

http://riron-kyudo.upper.jp/rironsyahou3/category35/

みつがけの人差し指にはししゅうがついていて、中指にはついていない理由をご存じでしょうか?それは、弓道において、中指の横腹はかけぼうしの摩擦に対応するため、中指はあえてししゅうをしていません。つまり、取り懸けにおいて「中指」の横腹は使う意義があります。

この形で取り懸けてみると、親指が弦と弓の間の空間にはいりやすくなります。ここに親指を入れてしまえば、弦がはずれることはありません。

これでうちおこしをすると、とても上げやすくなります。高く上げることでわきの下の筋肉が張る漢字が出てきます。後は、大三をとれば、こぶし一個程度空くと思われます。

後、練習するときは、何回もトライしてみるようにしてみてください。うちおこしの肩の上がる問題は3日間やりつづけたら体が覚えて上がらなくなってきます。

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