質問者 高校生
来月に大会があります。何かご指導いただければ幸いです。
大会で良い結果を残すためにはメンタルを勉強しよう
メンタルはスポーツの世界で大きな目標は結果を残すために必要な心の持ち方です。
弓道は陸上や野球のように早く走る筋肉やホームランを打つためのパワーはいらないです。
ただ、練習で4本引いて2本当たるのであれば、2本当たる動きを忠実に再現しましょう。
今から筋肉を鍛えるとか難しい理論を勉強する必要はありません。練習でベストな射ができていれば、それを再現すればよいだけです。
大会で良い結果を残す「呼吸法」と「思考法」
そういう意味では質問者様にも大会でよい結果を残せる実力があります。そのために、大会前に心を整える方法を実践してみましょう。これを取り入れるだけで、大きく試合前の緊張状態は変わります。
心を整える方法は「呼吸」と「考え方」です。
呼吸によって緊張を整える方法は以下のようなものがあります。
http://rkyudo-karada.upper.jp/category9/entry131.html
上のURLの内容を要約すると、息を吐くときにお腹をふくらませるように吐いて、息を吸うときにへそ下に入れるようにして、呼吸をします。そして吐く息を意識して、長く吐いて吸うようにしましょう。
このように、吐くときにお腹をふくらませる呼吸を「逆腹式呼吸」と呼びます。この呼吸を試合前におこなって心を整えるようにしましょう
さらに考え方を少し変えてみましょう。スポーツの世界では、あらゆる不可能を可能にしてきた日本人がいます。この選手の考え方を弓道の試合でも取り入れてみましょう。
http://rkyudo-karada.upper.jp/category9/en149.html
上のURLの内容は大リーグの世界で数々の偉業を成し遂げた松井秀喜選手のメンタルの整え方が書かれています。
その内容は、120%の調子が出るときは、120%の実力を出すようにし、80%しか調子が出てないときは80%の力だけ出すことに徹するということです。
多くの人は調子の悪い場合でも、良いときと同じくらいの結果を出そうと思ってしまいます。しかし、そうすると心も筋肉も固くなってしまいます。そのため、そのときにできる自分のベストを尽くそうと考えます。すると、力が抜けて練習以上の結
果を出したり、ひどい成績を出さなくなります。
自分の調子とどのくらいの結果が出るのか日記をつけて分析してみましょう。日記をつけると自分の不調のときの状態が明確になるため、本番でも自分の調子を把握することができます。調子いいとき、悪いときに自分がどのくらいの仕事がで
きるかをしっかり見極めてそれ以上を望まないようにしましょう。
この二つを取り入れれば、試合でリラックスした気持ちや姿勢が身に付きます。きっと大会で自分の実力以上の成果を出すことができます。