本書にかける思い

弓道における姿勢、弓の引き方を体の仕組みに基づき、解説した
「実力を伸ばすための技術」を書籍で出版します。

著者の経験をもとに、弓を引くために必要な姿勢弓の押すために適した角度、理論など
悩みに陥ってしまった際の対処法をすべて公開します。

全ての弓道の悩みから解放されて、 圧倒的な成果を手に入れるための思考を身に付けることができます。

ぜひ、あなたにも本書を手に取り、 お役立ていただければ幸いです。

お願い:紙の書籍は電子書籍の表紙と少し異なります。

出版の都合上、表紙に「Not sale」という文字をつけて販売しております。表紙に問題なければ、ご購入ください。

 

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アマゾンランキングで一位を獲得しました

古来弓道理論の姿勢・身体論をまとめた書籍「楽に自信をもって弓を引ける」がAmazonの「スポーツカテゴリー」でランキング1位に輝きました。

本書の一部を紹介

第一章 射法八節の解説 胴づくり P74~P75

まず、全身の筋肉の無駄な緊張をとります。そのために、首を伸ばして両肩を落とすようにしましょう。やせ型の人は胸が前に出やすいので、みぞおち部分を少し体の内側にいれるようにします。太っている人は頭が前方に出やすいため、眼球を体の中に入れる心持ちで頭を後方にずらしましょう。すると、上半身の力みや緊張がとれます。

人の全体重は上半身が60%を占めているといわれています。その体重を頭の頂点から丹田周り(だいたい腰周り)に集中させるようにしましょう。これにより、丹田を働かせるための姿勢が整います。両肩を落とすことで、胸周りがスッキリして体がほぐれるのがわかります。

また、少し体重が軽くなった感覚にもなるでしょう。イメージとして、「重力と反対方向に首を伸ばす」気持ちを持ちます。

第一章 射法八節の解説 打ち起こし P138~P139

打ち起こしの際に、両腕を上に上げていきます。その際に、気づかない間に頭部や胸の位置が動いてしまうことがあります。もし、腕が上がっている最中に首の位置や胸の位置がずれてしまうと、その影響により肩や腕が緊張してしまうことがあります。

例えば、腕を上げるときに、両拳の位置がそろっていないか?矢先が変な方向に向いていないかなど自分の射型を気にすることがあります。そこで、目線を的方向ではなく、自分の拳に移してしまうと、頭部の位置が崩れてしまいます。

理由は目線を動かしてしまうと、目の奥にある首の深部筋が同時に動いてしまうからです。さらに、腕を上げる気持ちが必要以上に強くなりすぎると、胴づくりの意識がおろそかになります。

すると、いつのまにか顎が浮いてしまっていたり頭部が傾いていたりすることがあります。

このようなことは、教本・指導の中で、弓の情報に必要以上にとらわれてしまうと、起こります。例えば、弓道においては、「呼吸の仕方」や呼吸の状態における情報がいくつかあります。

あるいは、打ち起こしにおいての、きれいな射型の情報があります。さらには、打ち起こしにおいての肘の位置、高さなど次の大三など様々な情報があります。

このようなことにとらわれすぎて、呼吸を意識したり、キレイ射型を当てはめようとしたりします。すると、肝心の胴づくりの意識が薄くなってしまい、頭部・胸部・骨盤の位置がずれる可能性があります。

第一章 射法説明 引き分け P179~P180

弓道において、射癖にかかることは、関節の歪みが起こっていることを指します。例えば、右手首のたぐりは、右手首の関節に強い歪みが起こったことを指します。

あるいは、弓を速く離してしまう「早気」は、精神的な問題以外に「胸が前方に突出」することでも起こります。つまり、胸椎が前に出過ぎたことで起こりやすいです。

ただ、これらの原因は矢束が最大限にとれていないことから起こりえます。つまり、射癖が出ている理由は、筋肉が衰えているわけではなく、単純に弓を最大限に押し開けていないからであるといえます。

そして、矢束を最大限引き込めない原因として、引き分けの最中に、弓の反発力によって、腕関節が収まらず、肩関節が左右の方向に最大限に伸ばし切れていないことから起こります。

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注意:本の表紙にNot in saleとつけて販売しております。

ご挨拶

はじめまして。理論弓道管理者の高橋大智(たかはしだいち)です。

「弓道の体配」や「弓道の射型」などをまとめた書籍は多くあります。

ただ、「弓の引き方」だけに特化した本はありません。

もちろん、全ての本を見たわけではありません。ただ、 弓道稽古に必要となる「弓の引き方を上達させる書籍」を必死に探し回った結果、参考になるものはありませんでした。

弓道において、体に負担なく、大きく引いて鋭く離れ動作を起こすには合理的に弓の引き方を理解し、実践していく必要があります。弓を大きく引くための「姿勢」「弓の握り方」「打ち起こしの角度」「弓の押し方」,、これらを理解し、実践しなければ弓を適切に引くことができません。

つまり、どれだけ努力をしても、的に中らない、昇段もできないという結果になる危険があります。

そこで、古来弓書をもとに「弓の引き方」だけに特化して、本書を執筆させていただきました。これは私が実際に解剖学をもとに調べていき、私が初めて作った「理論弓道」では月間13万PVを誇り、 1年間で200人以上の方から問い合わせ、実技の指導をいただいたまでに成長しました。

しかも、多くのお客様から感謝され、誰に対しても胸を張って誇ることができます。これを実現できたのは、古くの弓道書籍に基づいて、弓の引き方を勉強し、弓の押し方、考え方を変えることができたからです。

そこで、このノウハウを私だけに留めておくのではなく、書籍として公開することを決意しました。一人でも多くの人が同じように実践し、悩みを解決することで、弓道界の貢献に繋がると考えたからです。

たとえば、世の中には姿勢や射型が整っていたとしても、無理な身体の使い方をし、実力を落としたり怪我をしたりする人は多いです。こうした問題を解決し、さらに弓を稽古する「きっかけ」として、古来弓書の弓の引き方を活用すれば、コツコツ続けていき、半年後には結果を残せるようになります。

この書籍では、たとえ初心者であっても、確実に上半身の力みが抜け、大きく弓が引けるように 理論、稽古法、練習法、勉強法などわかりやすく仕上げました。実際に、200人以上指導を行ってきた中では、ほとんどの方が古来弓道書籍の理屈から、自分自身で射癖を改善してきました。

中には、県大会のメンバーに抜擢された方やインターハイに選出された方もいます。あなたも同じように実践していただくだけで、大きく弓を引き、鋭い離れを身に着けることができます。

これができるようになれば、弓道の稽古において悩みに陥ることなく体や精神に負担なく稽古することが可能になります。これは机上の空論ではなく、私自身はもちろん、そしてクライアント様にも同じように成果を出していただけていることが根拠です。

なお、本書で紹介するのは「中てるための小手先のテクニック」ではありません。10年、20年先も使える弓の引き方の本質となる考え方です。関節を固めたり、手先で離して中りを狙ったりするような手法は一切使わないため、時間が経過するほど射癖がとれていき、技術が向上していきます。

そのため、短期的な結果ではなく、長期的に見て実力を伸ばすための「スキル」となることは間違いありません。

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「楽に自信をもって弓を引ける」目次

射法八節の解説

足踏み、胴づくり
・初心者が抑えておきたいこと
・適した足踏み、胴づくりをとるための筋肉の使い方
・なぜ、足踏みの角度は60度?
・下腹に力を入れると射の技術が低下する
・教本の胴づくりの文章を解剖学的に観察する
など

弓構え、打ち起こし

・初心者がおさえておきたいこと
・大きく弓を引くための取り懸けの二つのこと
・手の内で形を決めすぎると射は失敗する
・なぜ、物見で顔を的方向に向けるのか?
・なぜ、打ち起こしの角度は45度?
・打ち起こしで肩を下げようとすると射は失敗する など

大三、引き分け

・初心者が抑えておきたいこと
・大三で陥りたくない射癖
・引き分けで矢束を最大限にとるための手法
・ほとんどの射癖は引き分けから来ている など

会、離れ、残身

・会、離れを行うべきこと
・会、離れで行ってはいけないこと
・会で最大限に矢束がとれなくなってしまったときの対処法
・本多先生、吉見順正の言葉から、「自然の離れ」を考える   など

弓道における悩み解決集

・「ひかがみ(膝の裏)」はなぜ伸ばすのか?
・取り懸けで右手首をひねるといけない理由
・指導者の話の聞き方、受け取り方
・すべての射癖を改善するための勉強法
・実力を伸ばすための具体的な練習法、稽古法
・サイト非公開特典動画プレゼント

 

【著者紹介】
高橋大智

経歴

2014年2月:「理論弓道」を運営開始
2015年7月:多数の問い合わせと依頼から、実際に実技指導を行い始める
200人以上の方の射癖改善を実現
2016年6月:すべての射癖と弓道の悩みを解決するための
弓道の会員サイト「理論弓道コミュニティ」を運営開始

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