弓返りで270度に収める方法:弓の握りを軽くしよう

質問
270度に弓返りさせたいのですが、手の内で何か意識されていることはありますか?

 適切な弓返りを実現するために弓を固く握るのをやめよう
270度に収めるときに意識したこと、少なくとも毎日の稽古方法で手の内に関して意識していることはあります。

それは弓構えのときに固く握らないことです。

固く握らないことの具体的に言うと、
 指先に力を入れない。
 親指の付け根を固くしない。
 丸くつつみこむように握ること

ちなみに弓が接触すると手の内が悪くなる箇所があります。それは、薬指と中指の根本です。この部分はこぶしを丸くして弓から少し間隔をあけるようにしましょう。

当サイトにはあらゆる流派の手の内が書いてあり、違いは指のそろえ方にあります。しかし、これらの手の内の指にとらわれて指に力を入れたり、手首を固くすると引き分けでまったく使えなくなります。

教本第一巻に「弓は直動力ではなく反動力」という文書があります。これは弓の抵抗力を活かすことができれば、無駄な力が入っていなくても鋭い射ができることを説明しています。

もし、反動力を生かすためには、ゴムまりの如く、離れでバイ~ンと弾むようにならないといけません。それを手の内でこう握ろうと意識して指先と固くしたり、握った瞬間に弓とこぶしが密着しすぎて弓の弾力が消えてしまいます。

そのため、手の内で何か特別な意識をして、弓構えで力が入っていたら、抜くようにしてください。
 
 残心は意識してもよいのでグッと握るようにしよう
次に残身では弓をしっかり握ること。弓構えでは最大限こぶしの力みを取る。しかし、残身ではこぶしはしっかり握る。

最初は意識してもいいから、握るようにしてください。何回がやって慣れてくると、弓返りが自然と収まるようになります。残身でも手のひらの力が抜けていると、弓がピタッととまりません。すると、反動力が矢に伝わらなくなります。

弓構えから引き分けまで力を抜いていたこぶしを離れでぐっと握って離すようにすれば、矢勢は向上していきます。

弓返りがキレイに止まるかどうかは弓構えで指先の力が抜けているか、丸く握って弓の弾力を殺していないかにかかっています。そうすれば、離れでこぶしがしっかりしまり、弓の反動力が矢に伝わります。

<さらに質問者から「力のためるべきところは何かありますか?」という質問を頂きました。

質問の回答は、無用の力を抜いて、目いっぱい弓を引けば手のひらに圧力が勝手にたまってくるのでそれに任しているといるといったところです。そして、離れで放たれた弓をしっかりこぶしでしめて止めている。

<「力を抜く以外で重要視すべきところや逆に力を溜めなければいけないところはありますか?」と続きました。
後、270度を意識しすぎて射が悪くなったり引きにくくなったりしていませんか?

もし、そうなら一切弓返りのことは考えないようにしましょう。

「270度」や「小指を締める」といった言葉ですごくわかりやすいですよね。けど、こうした言葉は少し気をつけないといけない部分があります。

それは、ついつい気にしてしまうことです。

勉強して、さらに実績を出している人が気をつける箇所は部分的なことにとらわれて他のことができなくなることです。

そうなってしまった場合の対処方法は、「細かいことを気にしないこと」です。

弓道は他のスポーツと違って正確さを求められる競技です。その中に人の心も
含まれます。

数字や知識はわかりやすい反面、実力を落とす可能性を秘めたものです。

大会や試合に近づいたときは、細かすぎて直しくい部分は一切気にせず、上半身の無駄な力みを取ることと、大きく引くことに徹しましょう。

理論弓道資格講座

メルマガ登録

 

ここまでの記事を読んで、「さらに深く弓道を学び、上達したい」と思う方もいるかもしれません。その場合、以下の「メルマガ」登録を済ませて、「合理的に弓を引くために必要な情報」を受け取りましょう(600ページ以上の非公開テキスト、 10時間以上の動画もプレゼントします)。

 

稽古会案内