引き分けで弓手が上下にしか動かない場合の解決法:足踏み

質問 高校生
高くうち起こすと大三で弓が自分に近くなりますよね。なので大三を出した時に左拳がほぼ的の方に向ききってしまいます。なので大三から引き分けにかけての弓手の押し始めの方向が的方向に向いてしまいます。

「どのようにすれば弓手及び左拳を的方向ではなく大三で肩の向いてる方向に押せるか、またはそうするための感覚」をご回答よろしくお願いします
 
 高く打ち起こすと引き分けで的方向に向くのは、やせ形特有の悩み?
<うち起しは高くあげる
これは、明治以降で弓道を社会に復興させた「本多先生」という方がいます。
その人の射法の流れを汲んで説明したものです。

<高くなると弓が体と近くなる→的への押し始めが的に行きやすくなる
おそらく、この文章を見る限り、主様は体形ややせ型~ふつう体型に当たるのかなと
思われます。私自身、この悩みは経験しています。

<大三で弓手の位置が高い→会の弓手の位置と高低差があり、どうしても上下に動いて
しまう。
今、この文章を見る限り、大三で肘が突っ張っているのかなと思われます。
 
大三で的方向にしか押せない原因は「胸の張り」にあり 
<どのようにすれば、大三で肩の方向に押すことができるでしょうか。
またはその感覚。大三で左ひじが縦に落ちてしまう理由は2通りあります。

一つは、うち起しのときに、胸周りが張ってしまうときです。とくにやせている人はこのような現象に陥りやすいです。

高く上げると意識することはとても大切なことです。

ただ、うち起し前に足踏みで足裏の重心が土ふまずやや前方についていない場合、胴づくりで両肩を落として胸周りの筋肉が落ち着いていない場合、うち起しを高く上げると、胸に違和感が来るときがあります。

これは、高く上げることに気持ちが行きすぎて、肩、腕が突っ張りかけています。この筋肉の状態で大三を取ると、左ひじはピンと張りやすくなります。その結果、引き分けでななめ45度方向に押そうと思っても、左肩上部が力んでしまい、縦に落ちます。

 大三でななめ上方に押したければ、足踏み胴づくりから見直そう
この場合の対策方法は、足踏み胴づくりを今一度見直してみましょう。いつもより重心をつま先よりにのせて、首の後ろを伸ばして、両肩を落とします。すると、両足裏に体重が「ずしぃぃぃぃん」と乗る姿勢になります。少し、姿勢が前傾になっても構いません。

この状態で腕やこぶしの力を抜いて、うち起しをしてみてください。上げるときも、肘を伸ばしきらず、腕の裏側と脇の下を意識してあげてみてください。

大三では、肘がピンと伸ばしきらないように、小さ目にとりましょう。おそらく高校生なので15kg~18kg程度の弓だと思います。せいぜい大三では3~5kgぐらいしか荷重はかかりません。矢束半分程度を意識して、小さ目に左ひじが少し曲がるくらいの間隔で大三を取りましょう。

最後は、引き分けで左右対称をイメージして大きく引きましょう。もしも、姿勢が前かがみになれば、最初に引き始めは意識しなくても的ではなく、ななめ上方に押されます。押す方向ではなく、足踏み、胴づくりをしっかりすることを意識してください。

すると、弓が楽に負担なく引けると思います。楽に引けたら左ひじをななめ上方に、的に直線ではなくななめ上方に。右ひじもななめ上方に、お互い左右対称に広げるように押すイメージで弓を引いてみましょう。

足踏みは重心をつちふまぜやや前方に体重を乗せる
胴づくりで首の後ろを背伸びするように伸ばす、両肩を落とす。
うち起しで腕とこぶしを力まず上げる、胸が張っていると肘が伸びやすい
大三では、小さめに左ひじが少し曲がる程度にとる
引き分け、左右対称に大きくをイメージして引く
最初は足踏み、胴づくりで足裏にずしっと体重を乗せた姿勢で引く

以上のことを意識することで、大三での押し動作が改善されていきます。

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