弓構えを整えるのに大切な二つの心得

取り懸け、手の内が完了したら自分の前に両腕で囲まれた丸い空間が形成されます。これを「弓懐」といいます。

この弓懐を整えるとき、その人の骨格によって、弓懐が変わる場合があります。射の向上を目指すためには、弓懐を取るときの本質的な意味をとらえる必要があります。


左右の手首、腕、肘は伸ばしすぎず、縮みすぎないようにする
人によって骨格が違うため、弓構えの形が左右の手首、左右の腕臂(うでひじ)、延す、縮まず緩やかに構えるようにします。これは弓構えを取るときに、両腕、胴体に変な力の凝りをなくすためです。

弓構えの説明で「寝々小法師」と言う教えがあります。これは弓構えの心もちが寝ている赤子を抱くような気持ちにすることを言います。

赤ちゃんを抱くときに力を入れすぎると、赤ちゃんを締めすぎてしまい、目を覚まし、泣かせてしまいます。かといって力を抜きすぎると、大切な赤ちゃんを取り落してしまいます。

この間の微妙な均衡を言っていて、弓の懐を寛げ、力の凝りがないようにすることを「寝々小法師」と呼んでいます。

 体格によって、弓懐の形が変わる
弓構えの形は人々の骨格によって、少々差が出てきます。それは人の骨格によって、どのような肘、拳の位置が腕に対する意識が豊かにのびやかになるか違うからです。

体の中を凝りのない状態にするために、弓構えの弓懐を自分の体格を考慮し、肘や拳の位置を変える必要があります。

例えば、やせ形で反り身の人はなるべく体に引き寄せて弓を抱え込み、両肘を張るようにします。

なぜなら、反り身の人は常に背骨の筋肉が張った状態になりがちです。この状態で弓懐をもし、円形にとると、普通の姿勢の人に比べて胸周りの緊張度が高まり、反り身の状態を直すことができず、背中の筋肉が張ったまま射を行うことになります。
 
ここで少し体を寄せ気味にすると、両腕が楽になります。これによって胸周りの自由度がまし、反った姿勢を少し矯正する役割があります。これにより、腕が楽になって、弓構えの段階での胴づくりの反りを首を伸ばし、両肩を落としやすくなります。

これと反対に太っていて屈む身になっている人は腕を少し突き出すようにします。つまり、弓と体の距離を少し離します。

なぜなら、屈んでいる人が弓と体とを近くとると、逆に腕裏側、脇周りの筋肉が縮んでしまい、胸周りがのびやかにならないからです。

そのため、こういった場合は程度な腕の裏側、脇周りの張りを出すために少し腕を伸ばすようにします。太って、屈み気味の人はこの方が張りが出て、打ち起こしが左右ともに前に上がります。

このように、人によって体に合った弓構えの形が違います。肘や拳の位置を変えて、その人の骨格に応じて弓構えを整えるようにします。

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