的中率50%を超える具体的方法:重い弓、軽い弓交互に使う

弓道を稽古すると「的中率を上げたい」「引き方、中て方のコツを知りたい」と思うものです。そこで、次に的中率9割を目指すために行うことを解説します。今回の内容は結構オススメかと思います。

結論からお話しすると、「重い弓、軽い弓」を交互に使うことです。重い弓で定期的に稽古できれば、軽い弓でどんどん射型が良くなり、的に収まりやすくなります。

重い弓を使えば、的中率が上がる

弓道の指導でよく「両肩の線をそろえて」「押しを効かせて」と言われますが、これらの問題は「重い弓」を使えば解決します。

まず、重い弓を使わずに、弓を引いたとして、射型に関して複数問題が出たとします。

・両肩が上がる

・左手の押しが効かない

こうした問題が起こります。そこで、持っている弓を+2,3kg強くして弓を引きます。おそらく、さらに両肩が上がり、左手で押しにくくなるでしょう。そのため、少し強い弓を用いる場合は巻き藁で行えば問題ありません。

そして、再度元の弓に戻します。すると、両肩や左手の筋肉がゆるむため、弓を楽に引け、射型を整うようになります。

少し強い弓(+2、3kg)を使って再度自分の弓に戻す。すると、弓力がー2,3kg下がる

・両肩の上がり→2、3kg弓力が低下するので、楽に引けて肩が下がりやすくなる

・左手の押し動作→2,3kg弓力が低下するので、楽に押せるようになります

このようにみると、少し強い弓で引いた方が、後で射型が整いやすくなるのがわかります。少し強い弓を使っている最中は、確かに射型は崩れます。しかし、元の弓に戻せば、弓力が相対的に減るために、体の力みや関節のブレを防げます。

ここで、弓道の世界では「強い弓を使うと、射型が崩れて、それが癖になって戻らない」と話される方がいます。そのようなことはないのでご安心ください。強い弓で引き続ければ、確かにそうなるかもしれません。しかし、射型の調整のために、「自分の弓と併用して」「少しだけ強くして」弓を引くのであれば、問題ありません。

大部分の人は、少し強い弓といってもどう仕入れていいかわからないと感じるかもしれません。しかし、今の時代はネットの中古販売で簡単に弓が手に入ります。自分の持っている弓より+2、3kg強い弓を探して稽古してみてください。

なお、少し強い弓を用いて稽古する場合は、巻き藁だけの練習で全く構いません。

少し強い弓を使う目的は、「射型の矯正」であって、的に中てる目的はは必要ありません。少し強い弓で稽古する場合は、20射0中で構いません。それで稽古し続けてください。続けていくと、少し強い弓を少しずつ引けることも実感できます。

その後に、自分の弓に持ち替えてみてください。おそらく、自分の弓に変えるとかなり引きやすくなります。「的に中てること」だけにフォーカスを当てるのであれば、自分の持っている弓であたるように稽古すればよいです。そのため、少しだけ強い弓をもって交互に使って稽古するようにしてください。

弓手をぶれないようにする工夫は必要か?

ただ、私がこれまであってきた弓道関係者の中には、的中率が高い人の特徴として、

離したときにできるだけ弓手がぶれない

ことがありました。本人に聞いてみると、弓手の位置が極力ぶれないように固める意識を持っているようです。

このような考え方は、弓道連盟に所属された方は聞いたことがある人もいるかもしれません。実際に、私の高校時代には、ある高校がこの手法を使っていました。

的中率を高めるために、左肩を内側に巻くようにして押します。左腕をぞうきん絞りのように内側に巻き、左手は三指をそろえて強めに締めます。すると、離れたときに弓手が動きすぎず、親指が真っすぐに伸ばされます。このように、弓手がぶれないために矢が真っすぐに飛びやすいです。

ただ、このように、左肩を巻いて左肩の筋肉を固める必要はありません。なぜなら、少し強い弓を使えば、そのようなことをしなくても左手の位置がぶれないからです。

左手の位置が離れからぶれてしまう理由は二つあります。理由は、「25kg以上の弓を用いるとき」と「押し方を間違えている」ときです。

25kg以上の弓を用いると、離れる際の弓手の反動も強くなります。この反動をより的方向に向くように方向付けるために、「左腕をより伸ばす」ように意識する必要があります。その余波で、左腕が後方に行く場合もあります。ただ、これは、25kg以上の反動の強い弓を用いた場合に限ってです。

13~15kgの弓で弓手の位置が下がる理由は「押し方を間違えている」ときです。

弓を押すときに、弓を押す意識が強すぎると、手首の上部で押しすぎてしまいます。それによって、離れたときに、左手の押す方向が上から下に向かってしまい、左腕が下がってしまうのです。

この場合の解決策は、「左肩を下げる」ことと「押し方を下から上に押していくように」することを意識します。

左肩、左肘を下に下げると、弓を下から上の方向に押していけます。弓を押している最中は、左腕や矢の線に対して、斜め上に向いています。したがって、押していく方向も腕の向いている方向に押していけば、左手が下に降りることはありません。そのまま離せば、弓手の位置がぶれることなく離れます。

なお、ここまでの話を聞くと、「そうすると、今度は左手が上に上がるのでは」と思う人がいるかもしれません。このように、左手が上に上がってしまうのは、「左手」自体が原因ではなく、右手です。離れで右手が下に落ちたら左手が上方に上がります。

右手がスムーズに真横の方向に出ないと、下に切り下げるように離してしまいます。右手を下に下げると、その反動で左肩が上がってしまい、結果として左手が上がってしまいます。そのために、解決策は右手を真横に伸ばすように動かすと、左手が上に上がりません。

これまでの話の通り、左手がぶれないように離すために、「左肩を固める」必要性はありません。少し強い弓を用いて、肩回りの筋肉を強化すれば、自然と左肩がぶれにくくなります。自分で無理して筋肉を固めるようにすると、その影響で姿勢が崩れてしまうため、気をつけるようにしてください。

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