脚を広く踏むだけであなたは楽に大きく弓を開けるようになる

今回も、弓道初心者に確実に最速で上達するための方法について解説していきます。

初心者で、最初に覚えたいことが、「大きく弓を引ける射型」を手に入れることです。

大きく弓を弾くことで、離れも鋭くなり、矢飛びも良好になります。

その分筋力も使って結果的に、姿勢を維持するのに必要な筋肉が強化されます。胴造りもブレにくくなります。

その具体的手法をご紹介します。

 

足を広めに踏む

これだけです!やって見ましょう。

動画でも、詳しく公開いたします。

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目安は1、2足くらい広くですね。これだけで、弓を大きく開けるようになります。

理由はめちゃくちゃあります。

・姿勢が安定するから

・肩が上がりにくくなるから

・左右に弓を開きやすくなるから

この三つにより、あなたはラーくらく弓を引けるようになります。おけ?

 

姿勢が安定するから

腰の位置が下がって下半身が安定するため、引いている最中に上半身がブレにくくなります。

物体は重心が下にあるほどその物体が安定します。

 

肩関節が安定するから

腰が下がると相対的に肩も下がります。これも広い足踏みのメリットです。

初心者は、弓を引いているときに肩に力が入って左肩が上がりやすい。

ここで、足踏みを広く踏むと肩関節が上がりにくくなるため、左肩が上がる問題を防ぐことができます。

 

弓を左右に開きやすくなります

脚の内側の筋肉がストレッチされて、背中の筋肉が連動して伸びるからです。

脚の内側には「内転筋」と呼ばれる筋肉があります。

この筋肉がストレッチされると、股関節の可動域が広くなり、肩甲骨の可動域も広がり、左右に開きやすくなります。

具体的には、「菱形筋」と呼ばれるのですが、足踏みを広げると、この筋肉が緩みやすくなります。

できれば、足踏みの角度も広くしちゃいましょう

角度を広くするほど、もっと弓を押せるようになります。足の向いている方向に腕を伸ばしやすくなりますから。

しかも、この方法は昔の弓道の先生もめっちゃ使ってます。その詳しい内容はこちらをご覧ください。

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写真で見るとわかりますが、結構足踏みを広く踏んでいるのがわかります。

 

この方が圧倒的に弓が押しやすいからです。それは、初心者もしかりです。

一般的には60度と学びますが、60度である根拠は何かご存知でしょうか?それは

・礼射(矢渡し)をする時を前提にしている

から、このように狭いです。

矢渡しをするときって、袴の裾って地面につけていいと思います?ダメですよね?だって裾を引きずってたら

みっともない

って思われるじゃないですか。だから、矢渡しは足踏みは狭めになるのです。

そうすると、足踏みを広く踏むと、膝が曲がった「コマネチ」みたいなポーズになります。

これだともっとかっこ悪いですよね。だから、狭い足踏みの時は、足踏みの角度が60度くらいが見栄えがいいのです。

つまり、既存の弓道の教えで足踏みは狭く、60度に踏み開くように教わる理由は、

・その方が見栄えが良いから

と言えます。そこに、「確実にうまくなるために」という理由はありません。

そうでないと、昔の先生がこんな足踏みの角度を広くして稽古している理由がわかりませんよね。

だから、足踏みを広くふみましょう。早くうまくなるために!

 

しかし、年齢や股関節が硬くなっている人は

「脚を大きく開けない」

「そうしようとすると、骨盤がグラグラする」と思うかもしれません。

その場合は、

膝を軽く曲げよう

そうすると、骨盤を垂直にただしやすくなります。

この時、踵に体重を乗せるようにすると、膝を軽く曲げて、骨盤を真っ直ぐに正しやすくなります。

加えて、広い足踏みと真っ直ぐの姿勢を維持できます。

ただ、勉強されている方は、「膝裏は伸ばさないといけないのでは?」と思うかもしれません。指導者にそのように教わる場合があるから。

それに対するアンサーも「膝関節を軽く曲げ」ても大丈夫です。

ひかがみを張るの本当の意味を理解すれば、その疑問がなくなるでしょう。「膕(ひかがみ)を伸ばして」の本当の意味は

「膝の裏側を凹ます」こと

ですから、根拠となるソースを資料付きで解説している記事もありますので、興味がありましたら、そちらをお読みください。

ひかがみは伸ばすのではなく「凹ます」のが本当の意味である根拠

より、弓を引きやすくするために、足踏みを広く、膝関節も軽く凹まして稽古してみてください。

 

さらに、ここまで読んだみなさまに、よりうまくなるための練習方法を理解していきましょう。

 

足踏み広く、壁を押そう

家や道場にある壁を使って、左腕を軽く伸ばして、壁を押す練習をします。

この時、左肩を下げることを意識してください。あるいは、膝関節を曲げて練習してもいいです。

すると、腕を押す時に、「脚で踏ん張って弓を押せている」感覚が身に付けられると思います。

 

高ーく打起こしせよ

これも使えます。

打起こしは低いより高い方が大三が行いやすくなります。体と拳の距離が近くなり、左手を弓の右側に入れやすくなりますから。

それで、足踏みを広くしておくと打起こしをしても肩が上がりにくくなります。つまり、高い打起こしを実践で使いやすくなるんですね。

 

少し強い弓にも挑戦してみてください

最後に、少し弓力を上げてみてください。

足踏みが広かったら、弓力は+3、4kgぐらいなら上げられると思います。

下半身も安定し、強い弓の反発力にも肩が上がりにくくなり、左右に腕を押しやすくなる。

これらが兼ね備えれば、少し強い弓も余裕で引けると思います。

スムーズに弓を引けるようになったら、「弓返り」を覚えるようにしましょう。弓返りは、弓道初心者が早く身につけたい技の一つです。

この練習をサクッと早く覚える方法「弓返りを最短最速で身につける方法」について、ご紹介します。

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