足踏みにおける三つの条件

「足踏み」とは、本座において、的に向かって立ち、射位に向かって立ち、射位に進んでのち、的を左側面に見て、左右の足を一定の位置に踏分けて立つことを言います。

本多流ではこの足踏みで三つの条件を定めています。

①左右両足の拇指の先は、的に向かって約一直線上にあること。
②両足さきの拇指の間隔が身長の約五割五分(女子は約五割)を基準とする
③両足の角度は約六十度(内側)とする。

・的と足の位置の定め方
的と足踏みとのとの位置は的の中心と左足の拇指(親指)の先とを結んだ直線の延長線上になるように踏むようにします。

日置流、尾州竹林ではこれを「中墨の準」と呼んでいます。ただし、尾州竹林では弓の末弭を的と左爪の中間に当てる作業が一つ加わります。

そのやり方は的を左側面にして両足をそろえて射位に立ったら、まず的を見て目測で的の中心線を見定めます。次に左足を一足ほど的の左足を一足ほど的の方に開いて、左足の拇指の爪先をその線上に置きます。次に視線を返して、右足を一足ほど開いて、的の中心線の延長線上に右足の拇指先を置きます。

「約一直線にあること」としているのは右足の拇指の爪根のところが延長線上にあてることが、許容されていたからです。

・両足の間隔
「両足先の間隔は身長の約5割5分」というのは、具体的には160センチの人は160×0.55 = 88㎝になります。この例で数例を表すと

身長 両足の間隔
150 cm 83 cm
155 85
160 88
16591
170 94
175 96

日置流ではこの間隔を「矢束の準」と言い、自分の矢の長さを基準としていたが、この値はほぼそれに当たっています。しかし、矢束は肩幅によってもかわるので、一様に決めるわけにいきません。女子の場合は男子よりやや狭めに踏むと良いです。

・両足の角度
両足の角度は踏み開いたときの両足の角度は内側で約60度とされています。足の踏み方は自分から見て八文字の形に踏開き、「外八文字」と言いました。日置流ではこれを「扇の準」と言って、十本骨を全開せずに、七、八本くらい開いたのがこの外八文字の形でほぼ60度の形を言っています。

ほぼ、60度にそろえ、このとき足裏はピッタリ床面につき、膝関節がはまり、ひかがみは伸びていないといけません。

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