伸び合い、詰め合いについて述べなさい。
参考
弓道教本115~120ページ
ポイント
会のためには縦横十文字をが必要。
縦線、横線の説明
詰め合い、伸び合いは会において必要なものと言う。
詰め合い、伸び合いとはどういうものかを説明
<解答例>
会に入ったとき、縦横十文字の規矩が構成されるには、その内容としては各所の詰め合いを総合して働かなければいけない。
縦線の構成、両足底、腰、両肩が上方から見たときに正しく一枚に重なり、脊柱、項が上方に伸び、下半身を安定、上半身を伸ばす。これを三重十文字と呼ばれ、縦線を構成するのに基本となる体構えである。
次に横線の構成は両肩を起点として両肘の働き、左右両腕の張り合い、両腕を貫通している中筋をもって左右均等に張り合うことが肝要である。
そのさい、拳や手先の力のみで張り合わないように心がける。昔からこれを「詰め合い」とし称し、五分の詰、あるいは四部の離れといわれる。
伸び合いはは矢を引き伸ばすのではなく、気の充実である。縦横十文字を軸として心を安定にし、気力の充実によって気合いの発動を促し、離れを至らせなければいけない。会において重要なことは「詰め合い」と「伸び合い」である。天地左右に伸び合うには要所要所の詰め合いが重要である。