射法・射技の基本は次の5つで、これらを射において一体化させて総合的に働かせる
〇弓の抵抗力
〇基本体型
〇呼吸
〇目づかい
〇心・気の働き
(入れられるなら、要約もいれる)
弓の抵抗力は直動力であって、直動力にならないように扱う。基本体型とは、後に詳細を述べる。呼吸とは、意識の発動によって身体の活動を促すときに生じる呼吸のことである。目づかいは、射における目つけのことを指し、目だけに心が集中しないように心がけます。心・気の働きは、身体の活動における心の働きを指し、安定に保つことで、正しく身体を活動でき、精神も充実する。
基本体型とは、基本体型とは、(縦横十文字の規矩と五重十文字)のことであり、自然体を保持することが肝要である。
1、自然体を保持することが肝要である。人により骨格あり方が違うため、後天的な悪癖とか、誤った訓練による偏奇な姿勢をさすものではない。他の人からみて、無理がなく、力みのない姿勢を保持することが大切である。
2、縦線の構成、つまり、足踏み、胴づくりをしたとき、的に対して、両足先、両腰骨、両肩を結ぶ線が平行となるようにし、それらが、まっすぐ伸ばした脊柱と、直交しなければならない。そして、残身にいたるまでくずしてはいけない。
3、横線の構成、これは左右の両肩、両腕、両肘、両手指を正しく縦線に組み合わせ、前後の出入りや、上がり下がりなく、左右対称となるようにする。
2、五重十文字
1、弓と矢2、押し手の手の内と弓3、ゆがけの拇指と弦4、首すじと矢5、胸の中筋と両肩を結ぶ線、以上の五箇所がそれぞれ直交していなければならない。