弓構え:4つの弓構えから胴づくり、弓構えの教えを深く理解する
日置流の射法では、弓構えの形が4通りあるといわれています。このことにより、弓構えでの心構え、さらに胴づくりでの気持ちの持ち方を理解することができます。これにより、射において雑念を抑制することができ、スムーズに射を行うこと…
日置流の射法では、弓構えの形が4通りあるといわれています。このことにより、弓構えでの心構え、さらに胴づくりでの気持ちの持ち方を理解することができます。これにより、射において雑念を抑制することができ、スムーズに射を行うこと…
足踏みは的を左側面にして立ち、的の中心と左足爪先および右足爪および右足爪が一直線になるように、左、右と足を半歩踏開きます。 足踏みの目的は日置流では的の真ン中に立つということと、上体の安定を保つことと考えら…
日置八十八か条のまとめ 第一条足踏みを定むること 一間中墨、矢束の準、扇の準、教外別伝、沓下中墨、定時の口伝 ・文章の説明 「一間中墨」とは足踏みは三尺に踏み開き、一間、六尺(約1、8メートル)の真中にいる(住む)という…
日置流では、足踏み~残心の八節の動きを学び、稽古を続けて、そのうちに行き着く「円熟の射」と呼ばれる射の理想があります。 いかに円熟の射を身につくための考え方をまとめていきます、日置流の射法の考え方はすべて「戦場のころの活…
日置流の射法では手の内で紅葉重ねの手の内を最上のものとしており、終生をかけてこれの完成と習熟に心がけます。 この紅葉重ねの手の内を身につけることにより、射の実力は向上していきます。 ここでは、射の実力を高める日置流の「紅…
小笠原の歩射には弓道を礼儀的な儀式、見せ物として取り扱っていたため、射法の重点は心構えに集中しています。師を大切にするとか、感情を抑えるとか、「澄まし」の心というのは小笠原にしかない教えです。 日置流の射法集には、「射の…
伸び合いの努力を続け、力の極限に達した状態を「やごろ」といい、この「やごろ」の瞬間矢は放されていきます。この矢が離れていく瞬間を「離れ(はなれ)」と名付けています。正確に離れの動作を行うためには、離れの過程で形成される条…
日置流では、「詰め合い」は入るための条件を四つに分けて、延び合いは引く量とエネルギーの関係で説明しています。 ここでは、矢勢、威力の強い矢を出すために、物理的な方面から「詰め合い」「伸び合い」を解説していきます。 詰め合…
日置流射法では正面打ち起こしのために弓を肩が上がらぬ程度に打ち上げた後、「三分の二」という動作があります。これは、正面打ち起こしでいう、「大三」と「引き分け」の間の状態を言います。弓道教本第一巻の射法八節の図解でいうとこ…
日置流は他流と違って打ち起こしの段階で少し弓を押し開いた状態で打ち起こします。これを「斜面打ち起こし」といいます。 弓構えの姿勢(左に弓を少し開き、右手首が弦に引かれた状態)から、再び型が上がらないように気をつけて、右手…