なぜ「離れの鋭さ」が絶対に重要なのか
理論弓道のYouTube動画では繰り返しお伝えしている通り、的中の決め手となるのは、鋭い離れです。離れが鋭くないのに当たっている場合、それは正しい射ではなく、どこかに無理が生じている可能性が高いのです。
例えば、本来であれば後ろに矢が飛ぶような形をしているのに、狙いをねじって真っ直ぐに見せかけている射。これは離れの瞬間に“力み”や“ねじれ”が生まれ、矢勢が乱れている状態です。そのまま当たったとしても、それは「誤った中り」となってしまいます。
ですから、鋭く、迷いのない離れこそが本物の中りに繋がるというのが、私たちが伝えている理論弓道の基本的な考えです。