臍下丹田を胴づくりで意識するためには

胴づくりの内容では、よく「臍下丹田」という言葉が用いられます。臍下丹田とはへその下付近を部分を呼びます。だいたいへそから8、9センチ下、そこから8,9センチ体の中に位置する空間を指します。

 
臍下丹田は体の重心のあるところで、丹田とは臍下2、3寸(8、9cm)で、体の表面から二、三寸(8.9 cm)の中程であるといわれ、〜千葉範士〜

 

そして、胴づくりでは「丹田」を意識することが大切と説かれています。「丹田に気を収める」や「丹田を充実させる」といった言葉はへそ下に重きや意識を置くように上半身の姿勢を整えることをさします。

 

ただ、こういった胴づくりにおける丹田の説明で、勘違いが起こり、かえって上半身の姿勢を壊してしまう恐れがあります。それにより、自分ではよかれと思ってあまり意識してはいけないことがあります。

 

ここでは、臍下丹田を胴づくりで意識することで特に気をつけておきたい内容を解説していきます。
 
 丹田は意識するのであって、力を入れるところではない
臍下丹田に意識してと言われると、意識すること=力を入れることと思う可能性があります。そのため、下っ腹を圧迫させたり,自分から力を入れたりしようとします。

 

これにより、おなかが緊張して胴づくりを行っているように思います。しかし、下っ腹に力を入れてしまうと、かえって胴づくりに崩れてしまう可能性があります。

 

その理由は下っ腹に力を入れると他の筋肉も一緒に緊張してしまうからです。他の筋肉が緊張してしまい、弓を押し開くときには下半身の筋肉が固くなってしまいます。その結果、下半身がぐらぐらしてしまい、姿勢が崩れてしまいます。

 

また、下っ腹を自ら力を入れてしまうと、下半身全体に緊張が伝わります。そして、下半身全体の緊張は上半身を伝わります。つまり、体全体の筋肉の固化につながってしまいます。

 

臍下丹田に心気を集めるのであるが、下腹を故意に固くせず、また凹ましたりしない。〜千葉範士〜

 

力ませたほうが自分の中では、胴づくりをしているように思うかもしれません。しかし、実際後ろから押されてしまうと、そのまま倒れてしまいます。つまり棒立ちの姿勢になってしまうのです。胴づくりにおいて、理想な筋肉の状態は、後ろから押されたら自然ともとに戻るような姿勢です。
 
後ろから押されてると前に動くが、またもとに戻ってくる〜千葉範士〜
 
 呼吸を行い、下腹を意識する
そのため、胴づくりにおける丹田の考え方を変える必要があります。それは、故意に力を入れるのではなく、自然とそこに意識が集中することです。とはいっても、結果的に丹田に集中させる方法はとても難しいように思います。

 

そこで、わからない場合は呼吸を取り入れることをオススメします。呼吸を行うことで、上半身の無駄な力みがとれること、上半身上部の重みが下半身にしっかり乗ることが確認できるからです。
 
息を吐いて肩を落としてみましょう。肩を落とすことで、胸周りの筋肉も落ちます。すると、胸から首にかけての体の重みが腰の中央にストンと乗る感覚がわかります。このように、呼吸によって上半身の無用な力を抜くことで、上半身の重みが下っ腹あたりに集中することを確認できます。

 

称号者の方はこの呼吸の重要性を知っています。常に息合いを整え、調整することで、姿勢を整えることを理解しています。

 

胴づくりの際には、気息の調整が特に大切であるが、できるだけ深い呼吸を二、三回繰り返し行えば、力が自然と下腹に充実し、結果としては下腹が堅くなる。〜千葉範士〜

 

このように、臍下丹田を意識しようとむやみに力を入れるとかえって胴づくりの構造を壊す可能性があります。そのため、自然と胴づくりにおいて丹田に意識が行くように、呼吸を整えます。

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