この記事では、弓道初心者が楽に弓を押し開けるようになるた目に心掛けるべきことを解説します。
しっかり右手を引っ掛けて弓を引けるようになったら「姿勢」を気にして弓を引くようにしましょう。
その姿勢におけるポイントは3つ
・姿勢を伸ばし続ければ、うまくなる確率が上がると理解しよう
・体の中心で矢番え動作を完了させるようにしましょう
・執り弓
まず、考え方として、
姿勢を伸ばし続ければ、うまくなる確率が上がる
と理解しましょう。
まず、弓道は「背中を伸ばし続けたまま、弓を引いて離す」ことが目標です。
立っているとき、構えている時、弓をあげる時、弓を引くとき、全ての時に、
背中を伸ばし続けてください。
理由は、
背中を伸ばして弓を引き続ければ、
最後弓を離す時に背中と両腕の筋肉が最大限に伸びます。
全身の筋肉が伸びること、心が落ち着き整うからです。
この「背中を伸ばし、弓を使って全身を開く」作用を繰り返し続けることで、正常な心を作り上げることが弓道の目的です。
心が整うことで、自分の姿勢の状態、感情、心の状態を細かく観察できるようになります。
その後に、「良く引けて、体が伸びて、形が整い、的中する射」を身につけることができます。
したがって、常に背中を伸ばし続けるように意識して弓を弾くようにしましょう。
そのために、心掛けることを二つ理解しましょう。まず、
体の中心を意識して構える(執り弓の姿勢)をする
ようにしましょう。
執り弓の姿勢とは、弓を引く前に射の準備をするための姿勢です。
この姿勢により、常に自分の体を上方向に伸びた状態を作り上げます。
まず、最初に
両腕をだらんと、下に下げておろしてリラックスさせます。
こうすると、両腕に力が抜けて、背中を伸ばしやすくなります。
次に、骨盤を起こすようにし、下腹を伸ばすようにします。
腰から上方に背中を伸ばすようにすると、胸が開いた感覚を得られます。さらに、両腕を上方にあげやすくなります。
そして、両腕をしたから引き上げて腰骨に持ってきます。この時に、両拳の中指の第二関節を腰骨の前縁付近に当てるようにします。
これにより、胸が開いて両腕がリラックスしつつ、裏側が張った「執り弓の姿勢」が完成します。
この状態で次に、
体の中心から歩く
ようにしましょう。
先ほど、下腹を伸ばした状態を構築するとこの感覚を得やすくなります。
歩くときに、脚ではなく、腹から前に出るように歩いてみてください。そうすると、体の中心から全体で歩き動作ができるようになります。
そうした時に、
体の中心で動作を完了させるようにする
ようにしましょう。
初心者は、体の軸がズレたまま矢を番えてしまう可能性があります。
ひとまず、弓を引いて矢を離せるようになったら、体の中心で矢番え動作が行えるようにしましょう。そのプロセスを具体的に記しますと、
・骨盤を起こし、下腹を伸ばします
・背中、首の後ろが自然に伸ばるようにします
・自然と両手が顔の近くに持ってこれます
・体の中心で矢を番えるようにします。
・体の中心に弓と弦の間を通すように両拳を下ろし、左膝頭に弓の下端をおきます。
これで、矢番い動作は完了です。