弓道は、部活動の中でも極めて「怠けやすい」「続けにくい」部活である理由

高校生・大学生が弓道を始めるとき、あるいは後輩を教える立場になったとき、よく寄せられる悩みとして「練習を怠けやすい」「部活に来ない人がいる」などがあります。

ただ、このような悩みを持つ必要がありません。というより、弓道はあらゆる部活の中でも極めて「怠けやすく」「続けにくい」部活です。そのように悩んでも問題ありません。むしろ、その原因を理解して、その上で対策方法を立てればいいのです。

今回は、弓道部が続けにくく、やめやすい理由とその対策方法について考えていきます。

弓道は目的意識があいまいなまま始める人が多い

弓道を続けにくくやめやすい理由のとして、「目的意識が持ちにくい」ことが挙げられます。

例えば、高校大学で弓道を始める方で理由を聞くと、「友達がやっていたのでやってみたくなった」「何となく面白そうだから」「かっこいいから」「弓を引いてみたいと思ったから」と言った理由がかえってきます。

これって、実は意外なことです。野球の場合であれば、「甲子園に行きたい」「プロに行きたい」といった明確な理由をもって入る方がいます。サッカーであれば、「中学の頃からずっと行っており、高校に入ってさらにレベルを高めたい」ときちんとした理由を聞きます。

なぜ、このように目的意識があいまいになるのでしょう。それは弓道は極めた先がわからないからです。

例えば、野球であれば、勝ち続けた先には「甲子園」という明確な目標があります。たとえ、実力がない高校であっても個人の能力が高い場合、「プロ野球選手」という目標があります。サッカーでも、春高サッカーがあり、Jリーグといった目的意識をもって練習することができます。

このように、人気スポーツではそのような明確な目標があるために、その分野にお金や人が集まりやすいです。そのため、練習方法や指導方法、身体の使い方まで膨大な情報量があります。自分たちの部費があるとして、自分の部のためになる「投資先」が多くそろっています。

また、そのように意識が高い生徒が一人二人いれば、主将になってチームを引っ張ることができます。

これは、私が都内で治療活動をしていたときです。中学生の男の子A君が私の元に来て、「野球のスイング・ピッチング、さらに身体のメンテナンスまで教えてほしい」と指導を受けに来ました。私はそのことに了承し、トレーニング方法から身体のケアまで解説しました。

そうして、仲良くなる内に、「こんなに勉強しているから将来は野球選手を目指しているの?」と聞きました。しかし、A君は「いえ、そんなことはないです。」と返しました。続けて、「じゃあなんで野球の個人指導や施術に受けに来てるの?」と返しました。

「野球選手になりたいという欲までは持ててませんが、野球の理論を勉強して野球の技術を高めたいと思っています。それに高校に入ったら勉強もありますし…」

このように、野球の場合、高い目標を目指さなくても勉強のしがいがあるスポーツです。野球をすること、勉強すること自体に喜びや面白みを発見しやすいです。したがって、野球はその子に目的意識を持たせる材料が多くあります。

弓道の場合、このような目的意識を持たせることが非常に難しいです。以下に高校生で続けにくいパターン、大学生で続けにくいパターンについて解説していきます。

高校生は、大会や昇段審査に受かるための方法がわからないから続けにくくなる

高校の弓道は、2~3か月かけて弓の引き方を覚えます。最初に弓が引けるようになると楽しく、「弓を引くこと」だけで十分に楽しめます。次第に、引き方の要領がわかってくると「もっと中てたい」「中てるためにどうすればよいか」ということを考えるようになります。

そうして、的に中てて自分なりに結果を残したいと思って、「昇段審査」「大会」などを受けます。ただ、実際に受けてみればわかりますが、高校の昇段審査は初段審査でも厳しい場合があります。それに2、3回程度落ちてしまったら、「どうしたら合格できるのか」と悩むようになり、モチベーションがなくなります。

仮に審査にしても、受かるかわからない中でただ練習するのもとても苦な作業です。ここで、挫折やマンネリしてしまう人がいます。したがって、多くの人は「ある程度的中して、そこそこ楽しめれば良い」という目標になりやすいです。

実際に、私が弓道部に入ったときはそうでした。

人気のスポーツの場合、小さいころから行っているため、ある程度目的意識をもって部活に入る人がいます。しかし、

 

なぜ、弓道部員は怠けやすい?やめやすい?

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