今回は初心者がやるべく正しい手首の捻り方を紹介します。
まず、巷の弓道の先生で
■正しい手首の捻り方を教えられる先生は少ない
と思ってください。
ほとんどの先生は教室や指導で、
.右手首を捻りなさい
右肘先から捻りなさい
と言います。しかし、これらをやると
高い確率で多くの事故、怪我にあいます。
右手で捻っているので、大三で
矢を押さえつけすぎてしまうので、
筈こぼれしやすくなります。
あるいは手首を捻りすぎると、
弦が引っかかりすぎて、離れが出にくく、
暴発も起こしてしまいます。
何より、手首をひねると、
肩甲骨の動き(可動域)が
悪くなります。引き分けも小さくなります。
さらに、右手首をひねると、
篦押しも起こります。
これは、右手人差し指で矢を押さえつけすぎて、矢が曲がってしまうことです。
よく、弓道連盟の指導では、
「手の内は十文字(弓と手)に
弓を当てるようにしましょう」と
教わります。
しかし、この形は、弓道連盟発行の
「現代弓道講座、尾州竹林射法」で、
魚住範士が「この取り掛けは矢色が出やすく、おススメできない」と解説されています。
したがって、右手首だけ、右肘だけ捻る行為はやめましょう。