日本の弓はなぜ上が異常に長いのか?

外国のアーチェリーや、他の海外の弓を見ると、どれも上下の長さが同じ弓ばかりで、日本の弓だけ、上だけが異常に長いです。

 

短い弓はいろんな理由があります。普段持ち運びやすいし、すぐに取り出せるし、狙ったところに飛びやすいです。しかし、日本の弓はそういうことがなく、実用的ではありません。

 

教本では日本の弓が長いのは、引いたときの形がキレイになるように作られているから上が長いのだと説明されています。

 

違う弓道の本にはこう書かれていました。
昔の人は今もそうですが、弓は木から作っていました。そのため、木の構造は、真ん中に幹があって、枝に分かれて先端が細くなります。

 

もし、枝を切るのであれば、根が太いところが太く、先に行くほど細くなり、細い部分もながくなります。

 

もしも、弓の上下のバランスをとるならば、下の太い部分を短くし、上の細い部分をうんと長くしないと上下のバランスはとれません。よって、下が短くなり、上が長い構造となります。

 

ただし、この説はあくまでそういう説明があったものです。これだったら、他の国もそういう木から作っていたら日本の弓と同じになっていたはずです。いずれにしても明確な理由はわかっておりません。

 

余談ですが、弓、そのものが長かったり、短かったりのバランスはあるとして、どうしてあの形から大きく変化しないのかというと、今の科学技術ではあの形よりも合理的で、進歩した弓がわからないからです。

 

素材はグラスファイバーやカーボンなどいろんな弓が製造されていますが、形状を変えることは今の技術では構想がないといわれています。弓も傘と同じで、今後数十年弓の形が変わることはおそらくないでしょう。

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