年齢を重ねても身体に負担なく弓を引き続けるには

弓道で弓を引いていると、実力を伸ばしたいと強く願う人は多くいます。できることなら、昇段審査を受け自分の満足がいく段を取得したいと考える人もいます。

中には、五段や称号者といった高いレベルにも挑戦したいと思う人もいます。

ただ、そのためには、必ず必要なことがありますので、古来弓道の考え方を吸収し、稽古をしてみてください。

上達には、技術を高めることより、「もとに戻る」ことが必要

例えば、50歳で弓道を始めたとします。

その中で昇段審査を受けたいとします。

地方によって、多少割合は異なると思いますが、参段に合格する人は10パーセント程度、四段に受かるのが10パーセントを切ります。

つまり、この段階で、あなたが昇段するのに多大な時間とお金をかけます。

その間に、「ゆるみ離れ」「早気」になってしまったら、さらに受かる確率が下がってしまいます。

10歳から始めているのであれば問題ありません。

ただ、歳を重ねて明確な道筋がないまま、弓道を始めると高い確率で悪い癖やスランプに陥ります。

その前に間違えた手法や射癖を身につけて身体に負担をかけてしまったら「膝痛」や「腰痛」のリスクが待っています。

そうなって、適切な弓の引き方を知らずに、「肘」や「肩」を痛めてしまったら、体の仕組みを学ぶ必要がでてきます。

もし、弓道の実力を日々高めていきたいと強く考えるなら、このような事態に陥らないために、「元の状態に戻す方法」を覚えるようにしましょう。

つまり、一度癖がついた状態から適切な弓の引き方を学び、関節の不正や筋肉の働かせ方を変えるのです。

昔の弓道経験者は一度ついた癖を戻すことに非常に長けています。

スティーブジョブスが愛読していた「弓と禅」のモデルとなった阿波研造は梅路見鸞に注意されていた射癖を自身できちんと直し、梅路氏にほめられたエピソードがあります。

もし、あなたが筋肉の働かせ方をきちんと勉強し、実践しようと考えるなら、射癖を直すことはそこまで難しくありません。

必ず本をしっかり勉強しましょう

そのためには、本をしっかり勉強し、内容を理解することが大切です。

ただし、このときに「文章を眺めて、形を覚える」だけではいけません。そのような勉強をしていると高い確率で射癖に陥り、実力が下がります。必ず、体の仕組みや物理、生理学に基づいて、学ぶ必要があります。

一流スポーツ選手、古く有名な武道家が皆体の仕組みに詳しいのと同様に、弓を引く動作も必ず「物理」「生理」に基づいて考える必要があります。

例えば、弓道の教本には「五十重文字」という言葉があります。

一見聞こえは良いですが、言葉を真に考えないで射の中に取り入れようとすると大きな問題に陥ります。

まず、五十重文字を定義を読んでください。そして、具体的にどこの部位が「十文字」になっているか確認してください。その上で教本には図を用いた説明をご覧ください。

この図を見ると、本当に教本のような五十重文字が実在するかがわかりません。引用元も書かれていないため、誰が説明した「五十重文字」かも不明です。

さらに、教本二巻以降の範士の言葉を見ると、「十文字」と「十文字形」と言葉が混在している箇所もあります。

教本三巻では、教本に記された「五十重文字」に対して、「多くの説明を要する」と指摘をしている弓道家もいます。

古来弓道において読むのが必須である尾州竹林の弓術書を読むと、「五十重文字」の定義から教本と異なっています。

このように、「本当かどうかも確かでない」文章を何回も読んでいると、間違った方向に進んでしまい、射癖にかかります。現に、私が都内で弓を引いていたとき、教本の「五十重文字」の解釈を間違えて、1年以上的に全く中らず、射癖に永遠に苦しんでいた人を見たことがあります。

そのため、なんとなくではなく、明確に理論立てて、身体を適切に使って弓を引きたいと思う人は必ず本を正確に読んでください。

あなたの骨格に合わせた引き方は古来弓道の歴史を学べば全てが明確になり、今後何十年と弓道の稽古に熱心に取り組むことができます。

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