【初心者弓道講座】ひかがみを伸ばしても射が安定しない本当の理由
参考動画: 【初心者弓道講座】正しいひかがみの伸ばし方、重心は膝裏ではなく⚪︎⚪︎を緩めるとしっかり下がる
離れがブレる、肩に力が入る…その原因は「ひかがみ」にあった
弓道を1年ほど続けてきたあなた。引き分けや離れの瞬間、こんな悩みを抱えていませんか?
「離れの瞬間、手元がブレてしまう…」
「引き分けで肩に力が入ってしまう」
「右手に力が入って、うまく離れが出せない」
「的中率が1割程度で、全然当たらない」
そして、先生からはこう言われます。
「ひかがみを伸ばせ」「膝の裏をピンと伸ばせ」
しかし、どれだけ膝を伸ばしても、射は安定しない。むしろ、膝を伸ばせば伸ばすほど、体が緊張し、不安定になっていく気さえする。
このままでは、いつまで経っても自信を持って弓を引けないのではないか?
実は、「膝を伸ばす」という教えこそが、射が不安定になる根本的な原因なのです。
あなただけではありません
ひかがみの問題で悩んでいるのは、あなただけではありません。
多くの中級者が、同じ悩みを抱えています。そして、道場の先生から同じアドバイスを受けています:
- 「ひかがみを伸ばせ」
- 「膝の裏をピンと張れ」
- 「足踏みで母趾に体重をかけろ」
- 「前傾姿勢になれ」
しかし、これらの教えを守れば守るほど、射は不安定になります。
なぜなら、「膝を伸ばす」という行為自体が、体を緊張させ、心を不安定にしているからです。
膝を伸ばそうとすると:
- ふくらはぎが引き上がる
- 膝裏のスペースが縮む
- 心臓につながる迷走神経が圧迫される
- 体が緊張し、心が焦る
そして、離れがブレ、肩に力が入り、的中率は下がっていく。
でも、安心してください。
ひかがみの問題は、正しい伸ばし方を理解すれば、驚くほど簡単に解決できるのです。
ひかがみは「縮める」ことで伸びる
ひかがみの問題を根本から解決する答えは、常識を覆すものです。
「膝を伸ばすのではなく、軽く曲げる」
多くの人がひかがみを伸ばせないのは、伸ばし方を間違えているからです。
間違った伸ばし方:膝を前に伸ばす
多くの人は、曲がっている膝を前にピンと伸ばそうとします。
しかし、これをすると:
- ふくらはぎが上に引き上がる
- 膝裏のスペースが縮む
- 総腓骨神経(足の外側のライン)が縮む
- 体がガニ股になり、不安定になる
- 迷走神経が圧迫され、心が緊張する
これでは、射が安定するわけがありません。
正しい伸ばし方:ふくらはぎを下に伸ばす
正解は、ふくらはぎを下に伸ばすことです。
ふくらはぎの筋肉を下に下ろすようにして踏んであげる。そうすると:
- ひかがみがしっかり伸びる
- 足の裏にしっかり体重が乗る
- 心が落ち着く感覚が得られる
- 射が安定する
宇野三郎先生の教え:「ひかがみはへこむように伸ばす」
実は、古来の弓術書では、宇野三郎先生が「ひかがみはへこむように伸ばす」と解説しています。
これは、ふくらはぎを下に沈み込ませるようにして体重を載せるという意味です。
しかし、なぜか弓道教本では、この「へこむ」という記述が書き換えられ、「ピンと伸ばす」に変わってしまったのです。
だから、多くの人が間違った方法でひかがみを伸ばそうとしているのです。
手に入る理想の未来
正しいひかがみの伸ばし方を身につけると、あなたの弓道は劇的に変わります:
- 離れの瞬間、手元がブレなくなる
- 引き分けで肩に力が入らなくなる
- 右手に余計な力が入らなくなる
- 心が落ち着き、射が安定する
- 足の裏全体で地面を踏み締められる
- 的中率が劇的に向上する
- 「私もちゃんと弓を引けているんだ」という自信が持てる
膝を前に伸ばすのではなく、ふくらはぎを下に伸ばす。この感覚を身につけたとき、あなたは初めて「弓道とはこういうものか」と腹落ちするでしょう。
そして、これまで悩んでいたひかがみの問題が、いかにシンプルだったかに気づくはずです。
なぜ古来の教えが失われたのか?
証拠1:宇野三郎先生の文献
宇野三郎先生は、明確に「ひかがみはへこむように伸ばす」と書いています。
これは、膝裏のスペースを広げることで、ふくらはぎを下に沈み込ませるという意味です。
証拠2:弓道教本での書き換え
しかし、弓道教本では、「へこむように」という記述が削除され、「ピンと伸ばす」に書き換えられています。
なぜ書き換えられたのかは不明ですが、この書き換えによって、多くの弓道家が間違った方法でひかがみを伸ばそうとしているのです。
証拠3:解剖学的な裏付け
膝裏の筋肉は、次のように構成されています:
- 太ももの筋肉が上に
- ふくらはぎの筋肉が下に
- その間に膝裏のスペース(くぼみ)
膝を前に伸ばすと、ふくらはぎが上に引き上がり、スペースが縮みます。
膝を軽く曲げると、ふくらはぎが下に伸び、スペースが広がります。
解剖学的にも、「ふくらはぎを下に伸ばす」ことが正しいのです。
具体的な実践方法
では、具体的にどうすれば、正しくひかがみを伸ばせるのでしょうか?
ステップ1:つま先の向きを変える
まず、親指を少し上げるようにして、つま先を開いてください。
つま先を開くと、ふくらはぎが下方向に引っ張られます。
実験:左右の足で比較
次の実験をしてみてください:
- 左足は真っすぐ(L字)
- 右足はつま先を少し開く
- 両足で地面を踏んでみる
すると、右足の方が、膝裏の筋肉が下に落ちる感覚があるはずです。
左足は少し浮いている感じがする。この状態では、体がブレてしまいます。
ステップ2:ふくらはぎを下に伸ばすストレッチ
一般的なふくらはぎのストレッチ(アキレス腱伸ばしなど)では、意味がありません。
正しいストレッチ方法:
- 足を前に出す
- 壁に手を当てる
- 太ももは上に引き上がるように、ふくらはぎは下に落ちるように意識する
- 胸の筋肉や顎の筋肉を前に出すようにする
- 太ももの裏側がお尻の方向に伸び、ふくらはぎが足の方向に伸びる
この状態で足を踏むと、膝裏の筋肉が下に落ち、安定感が得られます。
ステップ3:足踏みで確認
ストレッチの後、足踏みをしてください。
足の裏をしっかり地面にくっつけ、大地を踏み締めるような感じの立ち方になっているはずです。
この状態で弓を引くと、肩に力が入ることも、離れに力が入ることもなくなります。
間違った教えが生む悪影響
1. 「母趾に体重をかけろ」は間違い
弓道の指導者は、「足踏みで母趾(親指)に体重をかけるように前傾姿勢にしろ」と教えます。
しかし、これはひかがみを安定させるという観点では間違いです。
正解は、親指を少し上げるようにして、つま先を開くことです。
2. 「膝をピンと伸ばせ」は逆効果
今日の弓道では、「ひかがみはピンと伸ばす」と教えられます。
しかし、これは宇野三郎先生の「へこむように伸ばす」という文献が書き換えられた結果です。
正しくは、「へこむように」=ふくらはぎを下に沈み込ませるように体重を載せるです。
3. 膝を伸ばすと心が緊張する
膝裏の筋肉が縮むと、心臓につながる迷走神経が圧迫され、体が緊張しやすくなります。
離れがブレる、肩に力が入る、右手に力が入る――これらはすべて、ひかがみが正しく伸びていないことが原因です。
今日から実践できる方法
この理論を理解したあなたは、今日からひかがみの悩みから解放されます。
【今日からできる練習法】
- つま先を開く練習
- 親指を少し上げるように意識
- ふくらはぎが下に引っ張られる感覚を味わう
- ふくらはぎを下に伸ばすストレッチ
- 太ももは上に、ふくらはぎは下に
- 膝裏のスペースが広がる感覚を確認
- 足踏みで安定感を確認
- 足の裏全体で地面を踏み締める
- 心が落ち着く感覚を味わう
- この状態で弓を引く
- 肩の力が抜ける
- 離れが安定する
- 的中率が上がる
この練習を繰り返すことで、正しいひかがみの伸ばし方が自然に身につきます。
この方法が向いているのはこんな人
この理論は、特に次のような方に最適です:
- 弓道を1年程度稽古して、技術向上の方法が分からない中級者
- 離れの瞬間、手元がブレてしまう人
- 引き分けで肩に力が入ってしまう人
- 右手に余計な力が入ってしまう人
- 的中率が1割程度で、全然当たらない人
- 心が落ち着かず、射が安定しない人
- 古来の正しい弓道を学びたい人
逆に、次のような方には向いていません:
- 膝をピンと伸ばすことに執着している人
- 道場の先生の言葉だけを信じたい人
- 古来の文献に興味がない人
- 変わる気がない人
もし、あなたが本気で弓道の実力を伸ばしたいなら、この理論は必ず役に立ちます。
さあ、今すぐ実践しましょう
「膝を伸ばすのではなく、ふくらはぎを下に伸ばす。」
この一言を胸に、明日の稽古から実践してみてください。
最初は戸惑うかもしれません。しかし、ふくらはぎが下に落ち、心が落ち着く感覚を味わったとき、あなたの弓道は確実に変わります。
腕力ではなく、姿勢で弓が開く。ひかがみを正しく伸ばすことで、射は安定する。
この感覚を身につけたとき、あなたは初めて「私も強弓が開ける!」という達成感と自信を持てるようになるでしょう。
【まとめ】今日から実践すべきこと
✅ やること
- 親指を少し上げて、つま先を開く
- ふくらはぎを下に伸ばすストレッチをする
- 足踏みで、足の裏全体で地面を踏み締める
- この状態で弓を引き、心の落ち着きを確認する
✅ 理由
- 膝を前に伸ばすと、ふくらはぎが上に引き上がり、膝裏のスペースが縮むから
- 膝裏が縮むと、迷走神経が圧迫され、心が緊張するから
- ふくらはぎを下に伸ばすと、膝裏のスペースが広がり、心が落ち着くから
- 間違った伸ばし方を続けると、離れがブレ、肩に力が入り、的中率が下がるから
✅ 対策
- 「膝をピンと伸ばせ」という教えを疑う
- 「母趾に体重をかけろ」という教えも見直す
- 宇野三郎先生の「へこむように伸ばす」を思い出す
- ふくらはぎを下に伸ばす感覚を身につける
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