今回は、的中率を伸ばすための戦略、心構えについて解説していきます。
初心者含め、的中率を伸ばしたいと思う人は結構いると思います。今回は、合理的な戦略を持って、的中率を伸ばすための方法について解説していきます。
そのためには、
・正しい形=中るようになる、テクニック的な内容を學ぶのをやめましょう
・一番心拍数が減る(落ち着いて引いていられる)射型を構築するのを意識しよう
・矢の長さいっぱいに弓を引くのは、最もミスが少なくなる
・綺麗な形で的中することは稀であるとデータで理解しましょう。
正しい形は存在しない
世の中には、いろんな弓道の映像教材が売られています。
こういうDVDには、「的中率を90%の高段者が語る練習法」「天皇杯優勝経験のある弓道家の練習法」などと言われていて、
的中率が高い人がいうから、的中率が伸びるに違いない
と思うでしょう。
ただ、残念ながら、こうしたDVDで学べる手法はほとんどが「使えないもの」ばかりです。
今回は、様々な方法の中で、「特にこれが的中する」という具体的手法について解説していきます。
■最も的中する引き方は、矢の長さいっぱいに引いた射形
最も的中できる引き方は、「矢の長さいっぱいに引いた」引き方です。
理由は、矢を離す瞬間に両拳がまっすぐにとおるからです。
もちろん、この引き方のデメリットはあります。いっぱい引いているので、体のブレは起こりやすい、体を力ませやすい、と言った問題があります。
ただ、そのようなデメリットを抜いてでも、この引き方が適切です。
ただ、世の中には高段者の中で、よく的中する人も事実です。
なぜ、高段者は的中率が高いのか?
この質問に正確に答えられるでしょうか?
その時にある興味深いデータがありました。
ある、東京の奇数の地区で、2019年、例会を行いました。大体参加者は一日30−50名、それを毎月行います。
合計すると、360−400名以上出席、そして、その中で年間通して出場し続けた人は36人でした。
これで的中率が5割超える人は何人いたでしょうか?正解は7人です。最高の的中率が73パーセントという結果でした。
この数字を見て、シンプルにどう思いますか?明らかに少なすぎますよね。なぜなら、弓道連盟は、登録すれば、公共の施設をかなり余裕を持って使用できるからです。
90コマある中の平日の夜そして土日2コマ、計33コマを何もやらなくても登録できる連盟もあるほどです(このような状態に対して、異議を唱えた事例もありましたが、結局市長にはぐらかされ、今のこの状態で運営しています)。
にもかかわらず、的中率5割以上の人がたった7人、これはいくらなんでも少なすぎます。つまり、弓道連盟の今の指導、形で計算すると、
7団体で1000人、
その中で的中5割クリアが7人、
ちなみに、当サイトの引き方をオンラインで学んだ人たちもいます。その中では、この足とに入ってから、的中率が半分以上いった人は、数十名います。
学生弓道では、的中率5割行く人はほとんどいます。にもかかわらず、これだけ少ない人しかいないことがから二つの考えが出ます。
・そもそも、弓道連盟の引き方自体に何かしら欠陥がある
・クリアしたのはその人がうまかったのではなく、大多数の中でたまたまそのような人がでただけ、
実際に、フルマラソンの世界では、一度2時間30分で走れたら、2時間45分で走る体力も持っています。果たして弓道連盟で、毎年コンスタントに7割以上の的中率を出している先生は何名いるでしょうか?
私の知り合いに称号者でほぼ的中7割以上キープしている人はいますが、その人意外に私は知りません。
この数字から、弓道連盟の引き方自体に、そもそも問題がある可能性もあります。そのことを考えて、引き方を変えることを試みましょう。