こんにちは
理論弓道・コミュニティ管理者の
高橋大智です。
弓の引き方、姿勢のとり方まで「きちんと資料に基づいて教えられたもの」が本当に少ないです。
そのため、確実に弓道の技術を伸ばしたいと思うのであれば、資料を調べる癖や目利きを持つようにしてください、
的中率を上げるためにもやるべきことがある
例えば、的中率を上げたいと思う人にだって資料を調べればきちんと責任もって説明できます。
例えば、なぜ今日の弓道の的からの距離は「28メートル」かご存知ですか?
正解は資料が実際に存在し、平均体格、弓力で弓を引き、重力によって降下した長さを計算して、出しています。(と記された資料が実際に存在します)
この資料の時代の平均弓力が同じ時代の資料を調べてみると、13-17キロ程度を平均と記載した文献はあります。そうすると、的中率を上げるためにはある程度の弓力を引きこなせるようにしておく必要が出てきます。
ただ、ここまでの資料があるのにも関わらず中には
「それは、弓の素材を考慮しているのか?」
「そもそも体格が違うのだから単純に比較ができない」
といった意見を言う人もいます。
ここが弓道連盟の思考の良くないところ、もし、この資料が実は間違っていたという根拠のある資料や本当に素材によって平均弓力であっても、飛ばない根拠となる資料を差し出すなら、私の調べた資料には不備が出ます。
しかし、そのような資料や判断材料を出さず、ただ何となく「こうだと思う」という主観的な考えで意見を押し通そうとするのです。
このような考え、ビジネス、人付き合い、企業と仕事するうえで一番してはいけない、「楽で誤解が生まれやすく、だれも得しない思考法」です。
28メートルの距離に設定したのは平均の体格に基づくという記述は実際にあるのです。であれば、そういう個人的な感想は一切捨てて、28メートルまで飛ばせる、準備を行うのは必要です。
その事実をねじまげて、自分の主観的な発想を優先して、物事を語ろうとします。
その人が、素材によってどう弓力に影響が出るか具体的に調べた資料を出してくるなら別ですが、
弓道連盟で根拠なく自信をもっている人、口だけは大きい人にはこうした方が多いです。
そうして、事実としてある内容に個人的な感情をぶつけて、自分たちの弓の引き方を変えようとしない。
この考えでは、うまくもならないし、社会にも合わないでしょう。
もしも、あなたが弓道を確実に上手くなりたいと感じた場合、
「実際に調べた資料に基づいて引き方を勉強する」癖を身に着けてください。
弓道連盟の高段者や指導者は、教本という資料や基準を調べないで、ただ、本にある言葉だけを言うから、引き方が教えられなくなります。
そこから具体的に的中率や
引き方の技術を向上させたい場合、
弓のkg数を伸ばしたい場合、
「資料を調べ、それをもとに弓を引く」
稽古をしてみるようにしてください。