参段:「射法・射技の基本」を列挙し、「呼吸(息合い)」について述べなさい

射法・射技の基本は次の5つで、これらを射において一体化させて総合的に働かせる

〇弓の抵抗力

〇基本体型

〇呼吸

〇目づかい

〇心・気の働き

(入れられるなら、要約もいれる)

弓の抵抗力は直動力であって、直動力にならないように扱う。基本体型とは、(縦横十文字の規矩と五重十文字)のことであり、自然体を保持することが肝要である。呼吸とは、意識の発動によって身体の活動を促すときに生じる呼吸のことである。目づかいは、射における目つけのことを指し、目だけに心が集中しないように心がけます。心・気の働きは、身体の活動における心の働きを指し、安定に保つことで、正しく身体を活動でき、精神も充実する。

息合いとは、生理的な呼吸ではなく、意識の発動に伴って身体の活動をうながすときに生ずる呼吸である。

動作は、すべて息合いとの供応によって生きてくる。この状態を生気体(実体)となる、動作の最中に息合いとが伴わなかったり乱れないように注意すべき(この状態を死気体(虚体)という)。息合いは基本動作(体配)を生かし、射法八節、とくに「会」「離れ」における心の安定、気力の充実をもたらし、気合の発動の原動力となるものです。

普段の稽古では、静かな長い呼吸を続けられるように修練し、動きの短い動作ほど息合いに注意し、やがて無意識の中に肉体に覚えこませるように習得しなければいけない。

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