基本動作の注意八項目を述べなさい
参考
教本第一巻62~64ページ
・ポイント
教本の八項目を覚える。
生気体
胴づくり
目遣い
呼吸
腰
残心
間
基本
①体の構え起居進退は「生気体(実体)」を伴うこと。形ばかりに囚われては「死気体(虚体)」となってしまうので注意する。
②起居進退は正しい「胴づくり」であること。「胴づくり」の完成は自然体であり、容義正しくする根本である。
③各動作の意義をわきまえた正しい「目づかい」であること。心のまとまりは目にあらわれる。目は半眼に開き、鼻頭を通して柔らかに生気に保つこと。
④各動作には「呼吸(息合い)」が大切である。短い動作ほど呼吸に注意し、動作ごとの息合いを習熟すること。
⑤起居進退は「腰」を基幹とすること。すべての動作の根幹は「腰」であるので、「腰」で据え、乱れるように注意をすること。
⑥各動作には「残心(身)」が伴うこと。動作の決まる要所要所には気を注ぎ「残心(身)」が伴ってから次の動作に移ることが大切である。
⑦動作には「間」が重要である。行射の際には自己、相互、全体の「間」を意識すること。
⑧各動作は基本にのっとり、大きく正確に行うこと。