お客様インタビュー:バスケット

埼玉県立戸田翔陽高校にて、バスケットボール講習会を開きました。

 

・お客様の声


 

 

顧問Aさん

常に人間は、力が入っている(簡単に言うと力み)けれど、シンプルに身体を動かすには、まず力を抜く(よく言えばリラックス)ことが次の動作に繋いでいくことがわかりました。

そのほかにも、より身体に力を入れるためには、手の形を変えるだけで変わったことには驚きました。私自身も今までトレーナーを経験してきまして、重心の位置や足底の感覚には重要をおいてきました。今回のセミナーを受けて、もう一度自分自身のトレーニングに於いて復習し、実践してみようと思いました。

サプリメントに関しても、まだ研究段階と思いますが、大変興味深いと思いました。運動する上で一番でつらいのは痛みだと思いますので、今後使うことができたらと思います。

 


 

生徒Bさん

アゴを引き、肩を落とし、膝を軽く回し少し曲げる。その姿勢ができれば体の安定を保てて、常に良い体の使い方ができるのではないかと思いました。日々よい姿勢でいれるのではないかと、これからも安定な体の使い方ができるようにしたいと思いました。

講師とのインタビュー
 

・管理人
本日はよろしくお願いします、まず最初に、当サイトをお知りになった経緯を教えていただけますか?

・顧問
定時制の高校で、練習量時間が限られているので、他の高校と同じように練習をしていたらうまくなれないと考えました。そこで、3年前に少ない時間で実力を伸ばす方法は「体の使い方」を根本的に見直す事だと感じました。

そこから、いくつかの書籍や動画を勉強するうちに、youtubeの動画で「理論スポーツ」に行きつきました。そこで、動画に載っている内容を自分で行ってみたら、体に大きな変化がありました。無駄な力みや動きがなくなって、運動動作に良い影響が表れ始めましたのです。

試しに、ある女子に理論スポーツのサイトに載っている体の使い方を教えてあげたら「速く走れるようになった」と言い、マラソンのタイムが大幅に向上(1500mが5分49秒→5分19秒)しました。そこで、本格的に体の使い方の内容を取り入れ、実践しようと思うようになりました。
 

・管理人
実際に行ってみて、スポーツや生活でどのような変化が表れましたか?
 
・顧問
大きく変わったことは、「動きに対する考え方」です。現役時代には、「膝を曲げましょう」「脚力で速く抜きなさい」といったことを教わってきました。

しかし、勉強を進むにつれて、従来のバスケの教えと違う考え方の感覚を確認できました。自分自身が現役時代に無意識にゾーンに入ったときに近い状況を、意識的に再現性を可能にしてくれる『動きのメカニズム』に対する気づきです。

実際に古武術の動きを取り入れて、バスケで大きな成果を上げた高校の先生はバスケの動きで真逆の考え方を話されていました。そうして、理論スポーツの動きの内容の勉強をするにつれ、さら『動きのメカニズム』の体系のようなものがあると強く感じるようになりました。

そして、自分自身の現役時代を思いかえしても、調子がよくて速く走れたり高く飛べたりするときは地面を「蹴る」と言うより「触れている」感覚でプレーしていることを思い出しました。

生徒によってはただ練習して終わってしまうことがあります。ゾーンに入ったときのような『力まない』『疲れない』『スピード』『力強さ』を知ることなく現役から引退していくのです。ただ、武道の動きを取り入れ、今より体の使い方をバスケに取り入れることができれば、調子の良いときの自分の再現性が高まり、技術も高まっていくと確信します。

・管理人
練習時間が少ないことは実力向上のために避けられない課題ですね。

・顧問
生徒には、練習以外にも普段から歩き方に意識を向けるように話をしています。歩くことは重心移動の一番の基本です。正しく歩ければ、柔軟性を高め、インナーマッスルを強化することにつながると感じています。結果として、実力向上が図れると生徒に指導してます。靴によって、身体の使い方に影響がでるので、靴の履き方や選び方についても話をします。

しかし、生徒たちに腑に落ちるような指導ができず、苦労してますね。(笑)

普段の歩き方で運動神経や動きのレベルは決まってくるので、歩き方(重心移動)が合理的な生徒は、初心者でも「この子は練習すれば伸びるだろうなぁ」と思えます。そんな生徒は練習を積みかさねると必ず成長するスピードが早いものです。勿論、一番大切なのは『バスケが好き』という気持ちですが。(笑)

以前勤務していた学校に、サッカー経験者がバスケをやらしたら実力がグングン伸びて、最終的に主将になり、県大会でベスト16に貢献した生徒もいます。そのため、運動神経が良い悪いと言われることがあるのですが、やはり歩き方や姿勢が合理的な生徒が伸びていくのだなと強く感じましたね。

・管理人
実際に武道に基づく動きや姿勢を身につけて生徒の動きが具体的に変わったことはありましたか?

・顧問
バスケの動きに関して言うと「シュートの飛距離」が伸びました。バスケのシュートは立つときの姿勢やバランスや角度によって飛距離が変化します。立っているときのバランスが少しでも悪いと緊張する筋肉が表れて、シュートを打つ動きに影響が出てしまいます。

そこで、立ったときのこわばりがなくなったため、シュートの飛距離が向上しました。実際に、チームを組ませると、スリーポイントをよく決める子が増えてきました。そのときには、生徒には「シュートを打つときに膝に使うな」(特に大腿四頭筋の力みを生じさせない意識を持たせるため)と指導してます。もちろん、見た目には、膝は動いてますけど。

シュートを打つときに膝を曲げようとすると膝の周辺の筋肉に力みが生じて、上半身の筋肉のつながりがなくなってしまうため、腕だけで投げるシュートになってしまいます。

身体を合理的に使えれば、外から見ると、膝を使っているように見えるのですが、実際に生徒に聞くと膝の周辺の筋肉に力を入れている感覚はなくなってくると言うようになりました。

・管理人
実際の動きと、本人が意識している内容が違うことはよくありますね。

・顧問
僕らが現役のときは、「膝を使いなさい」とよく言われました。ただ、NBAプレーヤーの動きを見ると、膝の力を入れたり、曲げたりしているように見えないのです。すると、外から見ると、膝を使っているように見えるのですが、実際には彼らは膝を意識して動作をしていないのだと思いました。

・管理人
シュートの他に、本に記載された内容で実際の動きと違っていた内容はありますか?

・顧問
例えば、ドリブルに関しても「膝を曲げなさい」「重心を低くしなさい」と教えられます。ただ、有名なバスケのプレーヤーの動きを見ていると、従来のバスケの教えと異なったものであると感じます。

・管理人
これからも、スポーツでできることがあれば、動きや情報を提供させていただきます。本日のインタビューはこれで終了となります。長時間ありがとうございました。

・顧問
こちらこそ、ありがとうございました。

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