なぜ99%の弓道家が右手首の使い方を間違えているのか？

なぜあなたの射は安定しないのか？

弓道を始めて1年、毎日真面目に稽古に取り組んでいるのに、なかなか上達の実感が得られない。そんな悩みを抱えていませんか？

実は、多くの弓道家が陥っている致命的な間違い</span >があります。それは「右手首の捻り方」です。

指導者によって言うことが違う混乱

道場に通っていると、こんな経験はありませんか？

「打起こしはもっと高くしましょう」と言われたので高くしました。すると別の先生が来て「打起こしは低くしましょう」と言われる。

「右手首をこのように捻ってください」と教えられたけど、なぜそうするのかの理由は教えてもらえない。

あなたが混乱するのは当然です。なぜなら、多くの指導者が解剖学的な根拠</span >を理解せずに、表面的な技術だけを教えているからです。

「捻る」から「捻られる」への発想転換

実は、正しい右手首の使い方は「自分から捻ること」ではありません。

尾州竹林弓術書の「弦搦み」には、このような記述があります：

「弦搦みというは弦を結びに弦の釣り合いあり少しをひねる味にあり拳より肘まで通ずる釣り合いになり」

ここで重要なのは「弦道（つるみち）」という概念です。これは単なる右手の動きではなく、エネルギーの通り道</span >を意味しています。

正しいメカニズムとは

正しい右手首の動きは以下のプロセスで起こります：

1. 正しい姿勢で立つ – 猫背ではなく、肩を後ろに引いた状態
2. エネルギーをかける – 弓を真上に上げる動き
3. 手首が立つ – 下向きだった手首が自然に上を向く
4. 結果的に捻られる – 意識的に捻るのではなく、軌道に乗って自然に

腕が楽になり、強弓が引ける理由

この正しい右手首の使い方をマスターすると、以下のような変化が起こります：

✅ 即座に実感できる効果

• 腕の力みが消える – 無駄な筋力を使わなくなる
• 離れがスムーズになる – 手首を立たせる動きがそのまま離れに
• 強弓が楽に引ける – 体全体のエネルギーを使えるように
• 的中が安定する – 一定の軌道で再現性が高まる

解剖学的根拠と古典の智慧

なぜこの方法が正しいのか、その根拠をご説明します。

エネルギーの通り道「弦道」

鶴道とは、右手が通る軌道のことですが、単なる物理的な動きではありません。「道」と呼ばれる理由は、一つの方向に収束する</span >からです。

間違った方法では、手首をあちこちに動かせてしまいます。しかし正しい方法では：

• 最初は下向きで色々な方向に動かせる手首が
• 弓を上に上げることで手首が立ち
• 結果的に一つの理想的な軌道に収束する

これが「一つに定まれば定まるほど、その後に柄が来る」という意味です。

弓構・打起こし・離れの一連の流れ

正しい手首の立て方は、射の全工程で一貫しています：

工程	手首の働き	効果
弓構	リラックス	腕の筋肉の力みを緩和
打起こし	捻られる動き	自然な軌道への収束
離れ	そのままスムーズに	力まない自然な離れ

具体的な実践方法

ステップ1：正しい立ち方の確認

猫背の状態では指が反った状態になり、弓が前後に動いてしまいます。肩を後ろに引いて、腕が体より後ろを通るような姿勢を作りましょう。

ステップ2：エネルギーのかけ方

肩を後ろに引いておくと、自然と両腕も自然と引けます。この自然に腕を引く動きを初動にして、弓を動かします。この時、弓を垂直に保とうとするのではなく、体の自然な動きに合わせて真上に上げます。この時、手首は下から上に立ち上がります。

ステップ3：捻られることを受け入れる

手首が立った結果として、自然に捻られる動きを受け入れます。無理に捻ろうとしてはいけません。

あなたに必要なのは正しい理解

もしあなたが以下に当てはまるなら、この方法は特に効果的です：

• 弓道を始めて1年程度の中級者
• 自分の射に不安を持っている
• どのように稽古すれば上達するかわからない
• 腕が楽になる引き方を知りたい
• 安定して強弓を開きたい

60歳以上の指導者の中には、強い弓を引いたことがない方も多く</strong >、表面的な技術しか教えられない場合があります。そのような指導者から学び続けると、間違った癖が身につき、上達が阻害される可能性があります。

今すぐ実践して変化を実感してください

理論弓道では、このような解剖学に基づいた正しい弓の引き方</span >を、詳細な動画とテキストで解説しています。

今回ご紹介した右手首の使い方は、弓道上達の重要な要素の一つに過ぎません。さらに深い内容を学び、確実に上達したい方は、ぜひメルマガにご登録ください。