・「この手首の使い方、間違ってませんか?」
・「力を抜く=逆効果!?」
・「30キロの弓も素手で開ける秘密」
【ちくりん解説】この右手首の抜き方は強弓開き・的中を安定させるのに有効なので覚えてください
高橋です。
あなたは今、弓道場で「もっと手首の力を抜け」と指導されて悩んでいませんか?あるいは、綺麗な形を作ろうとするあまり、逆に体が固まってしまったり、強い弓を引こうとすると腕に力が入ってしまったりすることはないでしょうか。
実は、多くの弓道家が実践している「手首の力を抜く方法」には、大きな落とし穴があります。今回は、古くの弓道の文献である『尾州竹林弓術書』に基づき、30キロの強弓でも素手で引けるほどリラックスし、かつ的中を安定させる「本当の手首の抜き方」について解説します。
あなたの右手首、間違った抜き方をしていませんか?
多くの人は、右手首の力を抜くと言われると、手首をブラブラさせて脱力しようとしたり、意図的に力を抜こうとしたりします。しかし、この発想こそが、あなたの射を窮屈にし、本来伸びるはずの筋肉を固めてしまう原因なのです。
現代の弓道指導において、しばしば「型」と「技術」が先に教えられすぎている弊害があります。型にはめようとして無理やり力を抜こうとすると、逆に不自然な力が入り、悪い方向へ進んでしまいます。
私もかつては同じ悩みを抱えていました。しかし、古流の文献を読み解き、体の構造に基づいた引き方を実践することで、30キロの弓でも腕の力を使わずに引けるようになりました。その鍵となるのが、今回ご紹介する「弦の収まり」という概念です。
古典文献が教える「弦の収まり」とは
『尾州竹林弓術書』の中には、「弦の収まり」という記述があります。これは、弦音(つるね)が静かに澄んで聞こえる時こそ、弦が正しく収まっている状態であると説いています。
この文献の中で特に重要なのが、「弓の剛弱どころ(ごうじゃくどころ)」についての記述です。これは現代語で言えば、力の入れどころ、抜きどころの話ですが、驚くべきことに「左の腕の首(手首)」が重要だと書かれています。
右手首の話をしているのに、なぜ左手首が出てくるのでしょうか?ここに、現代の私たちが忘れてしまっている身体操作の秘密があります。
30キロの弓も素手感覚。第三の手首の抜き方
では、具体的にどのように手首を使うべきなのでしょうか。従来の「手首をリラックスさせて、的方向に流されるように動かす」方法と、今回提案する方法の違いを見ていきましょう。
1. 手首は「最初から抜く」のではなく「後から抜ける」
手首の力を抜こうとして、最初からふにゃふにゃにしてはいけません。大三(だいさん)を取る際、最初は手首にある程度の張り(硬さ)があっても構いません。弓を張りかけていく動作の中で、徐々に手首が柔らかくなり、結果として「力が抜けた状態」になるのが正解です。
最初から抜こうとすると、実は右側の筋肉が縮んでしまい、構造的に良くない状態を作ってしまいます。
2. 「肘を張って抜く」のは間違い
よくある指導で「肘を張って手首の力を抜け」と言われますが、これも間違いです。肘を張ろうと意識すると、肩や腕に力が入り、かえって手首の動きが悪くなります。
3. 左手首の力を抜けば、右手首も抜ける
ここが最大のポイントです。右の手首の力を抜きたければ、左の手首(剛弱どころ)の力を抜いてください。</strong >
人間の体は左右連動しています。左手で弓を強く握りしめたり、押し込もうとして左腕が力んでいると、反射的に右腕や右手首も固まってしまいます。左の肩を下げ、左手首の圧迫を解くことで、驚くほどスムーズに右手首が回り、弦が適切な位置に「収まる」ようになります。
腕力ではなく「構造」で引くメリット
この引き方をマスターすると、以下のようなメリットがあります。
- 強弓が楽に引ける:</strong >腕の筋力ではなく、骨格の構造で弓を支えるため、30キロの弓でも素手で引けるような感覚になります。
- 的中が安定する:無理な力みがないため、離れの瞬間に体がブレず、矢が素直に飛びます。
- 弦音が良くなる:「弦の収まり」が良くなることで、澄んだ弦音が響くようになります。
これは単なるテクニックではなく、弓と禅の思想に基づいた、心身を統一する射法なのです。
まずは体感を。次のステップへ
弓道経験が1年以上あり、これからの技術向上に悩んでいる中級者の方こそ、この「常識とは逆」のアプローチを試していただきたいと思います。最初は違和感があるかもしれませんが、左手の力をフッと抜いた瞬間に右手が自由になる感覚を味わえば、その効果を実感できるはずです。
- やること:右手首を意図的に抜くのをやめ、左手首(剛弱どころ)の力を抜く意識を持つ。
- 理由:</strong >左右の筋肉は連動しており、左の力みが右の動きを阻害するため。腕力ではなく「姿勢と構造」で弓を開くため。
- 対策:</strong >『尾州竹林弓術書』にある「弦の収まり」を理解し、大三の動作で後から手首が柔らかくなる感覚を養う。
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