ここでは、初心者の方が、八節の内容を一人でゴム弓を使って、学べるようにポイントと注意点を解説しております。
ぜひ、ご活用ください。
まず、ゴム弓をしっかり購入した上で、次の動画のように見てみてください。
ゴム弓の練習方法、八節動作を勉強する
以下に、八節動作で勉強するポイントをまとめます。
まず、八節とは
足踏み、胴造、弓構、打起、引分、会、離れ、残心
となっております。
足踏み、左右の足を均等に開く
胴造、背筋を伸ばす
3、弓と弦を持つ
詳細の持ち方:左手は軽く握る
右手:中指と親指で輪っかを作り、弦を持つ
後、人差し指は中指に揃えておきましょう。
4、顔を的方向に向ける
5、弓を上に持ち上げる
6,左手で弓を押す
7、右手で弦を引く
8、引ききった状態でじっと待つ
9,弦を離す
右手を外に回してください。
これで弦から外れます。
後は1−9までの動作を繰り返し行ってください。
1人で100回繰り返した時には、
だいぶ、弓を開く動作に慣れが出てきます。
拳と腕の力みは取れていきます。
詳しく解説した動画はこちらになります。
注意点がいくつかあります。
1「右手を回したら、弦が外れる」は絶対に覚えよ
弓道教室の高段者で、スムーズな弦の外し方、離れの動きを詳しく教えられる人が意外に少ないです。
大抵の先生の教え方をお伝えします。
・右手首を捻るように言われて、そのまま引かせて「とにかく離せ」と言う
・「引き続ければそのうち自然に離れる」と言う
・「親指を弾くように離れる」と言う
このように言う先生は、本質的に離れ動作をわかっていないので、その言葉をまにうけないでください。実際にこの内容を真に受けて右手首を捻ったまま引いて、スムーズに離れが出ないで怪我をする人が多くいます。
一部の教室では、私の解説した引き方、離し方と同じ内容をお話しする教室もあるそうです。それなら問題ありませんが、中にはそうではない教室もあります。その場合は無視して、当サイトの引き方、離し方を勉強してください
なので、このことをしっかり
2.できるだけ右手で後ろに引きつけられるようにしておきましょう
実際の弓の場合、特に右手の動きが小さく成りがちです。ゴム弓の段階で、大きく弓を開けるようにして
3.やりずらい場合は、最初に左腕を少し伸ばしてから始めても大丈夫です。
1-9までの動作がやりずらい場合は、写真のように左腕を少し伸ばしてから行っても大丈夫です。
こうすれば、左肩、左腕がつっぱらずに弓を開くことができます。
4.雑にやる
最初は、形は気にせずに雑にやるようにしてください。
どうして、初心者の方がなかなか綺麗な射型が身につかないか?
「弓を引く動き自体に慣れてしない」からです。
まずは、完璧にやろうとせずに、腕を上方に上げて、回す動作自体に慣れましょう。そのあとに、「肩の線を揃える」「左手の形を意識する」ようにします。
大切なのは「考えるより、手を動かすをとにかく増やす」ことです。
5. 先生に「買わないで」と言われても、無視して買って置いてください。
今でも、連盟主催の教室で、初心者はゴム弓を買わないでくださいと指導する先生もいます。
理由として、
・変な癖がつくかもしれないから
・その癖がついて元に戻らなかった時に責任がとれない
といったふうに理由を言われると思います。
ただ、この二つの内容から読み取れるものは
先生には「変な癖がついてしまったときの対処方法を実は説明できない」「そうなった時に自分で責任が取れない」と言っているのと同じことを指しています。
では、一人で勉強しましょう。この二つの理由を言っている時点で、あなたがその先生に教わる必要性が一つもありません。
そもそも、先生とは、教わる側が問題が起こってしまった時に、対処方法や悪い方向にいかない方法を考えるのが役目です。
程度のことであれ、家の中ですら「ゴム弓」を持たせないなんていくらなんでも非常識にほどがあります。
ここまで拘束、縛りをかけないと生徒を正しい方向に導けないのであれば、それは先生でもなんでもありません。
学校の先生が授業で教えて内容があったとしても、その内容を覚えてもらうために、家で復習しなさいと言われるのが普通です。
そして、生徒がそこでやり方が間違えていたり、間違って公式を覚えているならそれを正すのが先生です。
「ゴム弓で家で練習してはいけない」と言っている先生は、生徒が勝手に悪い方向に行ってしまったら、もう自分で対処できないと自分の指導レベルが高くないことを自ら公言していると言えます。
だから、このように先生に言われたら、
まず、自分でゴム弓を買って
自分で八節を覚えて、
自分で形を覚える
ようにしてください。