高橋弓論:弓構えは台形に構えると押し引きしやすくなる

◼️弓構えは台形に構えるのが良い

弓道初心者の場合、円形の弓構えは最初やりずらいかもしれません。

そこで、円形に構える弓構より、楽に弓を開ける弓構えを紹介します。

それが、台形の弓構えです。

弓構えで、左腕は斜め下に伸ばし気味にし、右腕は曲げ気味にします。すこし、左腕を伸ばした状態で弓構をとります。

こうすることで、大三動作がやりやすくなります。

大三では、左手の中で弓を回していかなければいけません。この時に、左手に力が入ってしまうことがあります。

台形の弓構は、この問題を解消します。最初から左腕を伸ばし気味にしておくことで、大三で左手首を曲げる動きを減らします。

なお、この方法は、弓道連盟の範士の先生も推奨している方法です。

台形の弓構え

2018年の弓道誌に、飯島正大範士は、弓構えでは、左腕を伸ばすのが適切と解いて、そのことで記事を掲載しております。

ですので、初めは、左腕を伸ばし気味にして、弓を引くのが適切です。

ただ、この構えは飯島範士を知る方に聞いたところ、内部の連盟でこれでやろうとしたら、修正して直されたと話されている人もいます。

その連盟内では、浸透されていない教えである可能性があります。おそらく、弓道誌の内容を皆で共有して勉強されていない可能性があります。

しかし、この手法は左手を押しやすい手の内として大変有効ですので、ご活用ください。

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