初段を取るのにどのくらい稽古が必要か?

どのくらいで弓道上手くなるかを計算してみる

弓道を習いたいと思う人にとって、「弓は何ヶ月でうまくなるか?」と思うかもしれません。

今回はそういった内容に回答いたします。

半年あれば大分うまくなる

結論を言うと、週一回道場にかよって素引きしたりの練習を繰り返して、半年あれば大分うまくなるようになります。

ここでのうまくなるとは、まず、弓を大きく引けるようになって、まっすぐに離せる。的にも中る。そういう基準です。

私のチームの中にも弓を再開した人、初心者の人もいます。そういう方は弓を引けるようになって、半年くらいでよくあたり、引けるようになっています。家ではたまにゴム弓を使ったり、弓を使って素引きしたりしています。

そうすれば、まあまあうまくなります。ある程度自分で引けるようになれば、弓道の稽古も楽しくなります。週に一回仕事終わりに弓を引いたらそれだけであなたは武道を志し、生活に役立てている証拠です。

武道をやられている人に「〇〇道をやったことがある」と言っていい年数はどのくらいか聞いたことがあります。そうすると、答えが

居合、、2年
合気道、一年
空手、一年

と話されてました。ということは後一年頑張れば経験者の仲間入りと言っていいでしょう。

でも、これもあくまで一人二人聞いたサンプル値です。別に何年だろうが、好きで武道をやられているのであれば、10回やっただけでも、私は弓道をやってると言っちゃってもいいと思います。

こういう縛り、日本人はけっこう決めたがる傾向があるように思います。ゴルフだったら、とりあえずホールを回れるようにするとか、ランナーだったら、フルマラソンに出てるかどうかなど、そんな基準は正直いらないと思いますよね。

ゴルフだったらインドアゴルフで楽しんでたらそれでもゴルフだし、ランニングでも家の前を5キロ走ってるだけでもそれはランナーと言っても良いと。なので、弓であれば、週に一回通ってある程度引けるようになればそれで弓を引いてると言っても良いです。

段はとるべき

ちなみに、武道の世界でも段があるように、弓道にも段があります。あれって一体何段までとるべき?どのくらいとれば偉いと言えるか?と思うかもしれません。

別にとってもとらなくても問題ありません。取りたいと思うのであればとれば良いしとらなくても良いのであればとらなくても大丈夫です。

弓道の世界では、マイペースに段を取らず行なっている人もいます。段を取得するのが楽しくてどんどん受けている人もいます。このあたりはあなたが弓道を稽古する際に出会う先生によって影響されてくると思います。

基本、弓道の先生は段を取らせたがります。そこで段を取らせるために色々指導したり、ダメ出ししたり、アドバイスしたり、そこで色々考え方が変わります。

色々アドバイスされて、「なんか、弓道って型を教わるだけでそれを見るだけか、ツマンネぇな」と思ったら、昇段はしなくていです。

逆に、「いやぁ、型をどんどん覚えてきちっとやって弓を綺麗に引ける、素晴らしい」と良いと思えるならどんどん受けましょう。

重要なのは「全力で取り組めるか?」です。全力で取り組むための一つの手段として大会であったり、昇段があったりします。それを、何も考えずに、段を強制に取らせたり、「段を取らないと一人前になれない」と言われてしまったら、ちょっと嫌な感じしますよね。

そうなった瞬間に、審査を受けない人が出てきます。つまり、昇段が必要かどうかは、これから弓道を始める段階です。「必ず必要なもの」ではありません。なので、ご自身が弓道をしたい、面白いと思う気持ちを第一優先にして、弓道を稽古しましょう。

武道の世界では各武道の連盟があって、一応の統一型というのを設定しました。ただ、それができたからと言って別に技術が上がるわけではありません。作法についての知識は詳しくなります。ただ、あくまで基礎なのでもっと詳しい内容を知るためのものではございません。

重要なのは、あなたの気持ちが武道によって、「全力になれるか」です。どのくらいうまくなれるか?段が取れるか?大会は?といった内容は、あまりこだわらずに、弓道を稽古されてみてください。

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