大三の射型を整えるには~右拳の適切な位置を理解する~

大三の形をキレイにするために、手首や肩といった体の部位を力ませないことは大切です。

こういった、体の筋肉の状態以外に、「拳の位置」で大三の射型が大きく変わることがわかっています。これを理解して稽古に取り入れることで、大三の射型はキレイになります。

ここでは、大三の射型をキレイにする右拳の位置とそれを行うための体の使い方について解説していきます。

大三での適切な拳の位置は「額より横に拳一個、上に一個」

大三では勝手の拳が「額より横に拳一個、上に一個開ける」くらいの位置にくるのが良いとされています。大三で勝手の肘を足踏み方向に押していき、右肘に張る感じが出ると、だいたい拳がこの位置におさまります。

この位置からずれてしまうと、後の引き分けに悪い影響を及ぼします。もし、右拳が額より拳一個未満、右拳を身体に密着させつつ引き分けていくと、右肘は下に向きます。

この状態で引き分けると、左右手の運動は上から下への上下運動しかできなくなり、引き分けのとき、体の前方より後方へななめ後ろに引きつける運動ができなくなります。

 

かといって、拳一個以上間を空けると今度は弓と体の距離が遠くなります。すると、引き分けの引き初めに弓を引くのが重く感じます。なんとか、体に引きよせようとすると胸が前方に出やすくなります。その結果、上半身が力みすぎて離れがゆるんでしまいます。

これが、拳一個離れた位置だと、右肘先の向きが下向きではなく、ななめに変わるので、引き分けのときに後方に回るように力の方向付けができます。

少し打ち起こしを高く上げると、拳の位置を変えることができる

このため、大三での右拳の位置の調整は次の引き分けにかかわる重要の動作です。拳の位置を変えると引き分けの動作がしやすくなります。

一つの解決方法としては、打ち起こしを高くしましょう。これにより、大三で上腕三頭筋を張りやすくなり、拳の位置がななめ上に来やすくなります。

ただし、打ち起こしを高くする際に気をつけたいことがあります。それは、痩せている人は打ち起こしを高くしすぎると腰が反りやすい姿勢になることです。打ち起こしを高く上げて、引き分けの収まりがあまり良くならなかったら、腰が反っていることを疑ってください。

いずれの場合も右拳の位置が額に横一個、縦に一個くらいに落ち着かせるために、大三で勝手の肘の張りを意識してとりましょう。肘の張りはひねってとるのではなく、足踏みの方向に押すイメージで張ります。

キレイな大三を取るためには、拳の位置を整えることを意識しましょう。額から拳一個上に拳一個程度離れた位置に拳をつけると、理想的な引き分けの軌道を描くことができます。

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