初心者の効率的な教本の勉強の仕方

弓の引き方や的中率を今より上げたい場合、本を読んで射形を勉強をすることは大切です。ここでは、初心者がなるべく早く、実力をつけるための本の勉強の仕方を紹介していきます。

「あなたの興味のあること」を勉強する。

本の勉強は、基本「あなたが稽古中に興味を持ったこと」「知りたいと思ったこと」を中心に本を開いて勉強するのが良いです。

今の自分の引き方で引き分けを良くしたいとか、手の内は要するにどう整えるが良いのか?と興味を持った事柄から勉強していけばよいです。

これは単純に興味を持った内容は勉強したら実践に取り組もうと考えるからです。足踏みから一から学ぼうとすると本で学びたい目的が欠けているため、知識しか身につきません。その結果、稽古中に忘れてしまい、取り入れることができません。

弓道の本の勉強の仕方は稽古のモチベーションが上がるように勉強することが大切です。なので、一から順ではなく、その都度興味が出たことを調べてしていくことが大切です。

たとえば数学は最初の計算の知識(因数分解や三角比の計算など)がわからなければ、その計算を使った高度の計算はできないです。

しかし、弓道の世界では、いろんなところを虫食い形式で部分的に勉強できます。興味のあることを断片的に勉強すれば、ある日実践に結びつけることができます。

本の勉強は稽古の補強運動と考える

しかし、弓道の本を理解するためには、「数多く稽古すること」が大切です。人に話す知識がたくさん増えても、射の実力が上がるわけではありません。

数学の世界はたくさん知識があればそれだけ多くの問題は解けます。知識8割の世界です。しかし、弓道の世界は知識をつけるだけではなく
きちんと実践で弓を引けるようにしなければいけません。そのため、知識が
多く持っていてもその内容を弓に活用できない人もいます。

このような人は、弓道の世界で少なからずいます。自分の取得した知識を人にあれこれと説明する「教えたがり」の人です。そのような人は、口ばかりが達者で自分は何も身についていない可能性が非常に高いです。

そのようにならないように稽古量がたくさん増えて、できる内容を実践できるようにしましょう。

短くやる内容をまとめてみる

次に、興味の持った内容を含め、幅広く教本を勉強する方法について解説していきます。

まずは射法八節の内容を一通り見て、自分の好きなところを探していきます。そして、わかるところを取り入れていきます。そして、そのあと、八節でやる内容を自分の短く言葉でまとめます。

足踏み→幅は自分の矢の長さにそろえる
胴づくり→脊柱を真っ直ぐ伸ばす
弓構え→大木抱えるように両腕を丸くして、取り懸け、手の内を行う。
手の内→天文筋に弓の外竹合わせる
打ち起こし→肘の角度45度程度
大三→三分の二引く
引き分け→左右均等に引き分ける
会→伸びあい
離れ→左右に開くように離れる

こんな感じです、一つの動作を一つだけやることを決めて、射を行います。そうすると、引いてうちに「動きを取り入れてみる」という習慣や射の工夫の仕方が身につきます。

稽古するときも一回の射で上の9個の内容を頭に詰めるのではなく、なるべくこのなかの一つに絞って稽古をします。

あるときには、大三でやってみようと思うことを稽古してみます。またあるときは会の伸びあってみることを意識的にやります。

できるところ、できないところを把握し、ある程度引いたらもう一回読んでみるので、そうして何回も何回も読んでみます。すると、射の形は徐々に良くなってきます。

上達する人としない人の違いは「できるところを少しずつ増やすことです」射法八節でそのとき何をやるか一つ二つ意識して稽古し、自然とできるようになってきます。

また、何ができないのかも明確にして、それを意識して稽古をすれば、毎回の射で課題ができます。

ここでは教本を例に上げましたが、教本にはたまに難しい言葉が書かれています。会では会者定離とか、伸び合いとか、詰め合いとか書かれています。

こういう言葉はなるべく無視してください。なぜなら、実際の意味がわからないからです。全国にでる選手でさえもこの伸び合い、詰め合いはどういうことか、説明できる人は少ないと思います。

なので、変な言葉にとらわれず、左右対称とか、わかる部分を毎回の稽古で自然とできるようにしていくことが上達のカギです。

稽古の数が増えると難しい内容も少しずつわかるようになってくる

そうして、各動作でやることを一つずつできることを増やしていくと、稽古中に教本に書いてあった難しい言葉の意味がどういうことかということも少しずつわかるようになってきます。

わかるようになってきたら、その難しい言葉も少し片隅に入れながら、稽古していくと、そういう難しい言葉の意味があるときこういうことなのかぁとボンヤリつかめるようになります。

そういう風に勉強した内容がすこしずつ反映されてきます。

小笠原流の射法の心構えの内容で「100射気持ちなく引いた射は1射気持ちを込めて引いた射にはかなわない」と説明した内容があります。

この文章の内容をあやかると、一射気持ちをこめるのではなく、いろんな寄り道をしながら99射した方が、深い内容に気がつく可能性は上がります。

たくさん引けば、難しい言葉が少しずつわかってきます。一つずつわかることをピックアップし、一つ射でできることを積み重ねていけば、何も問題もありません。小さな意識を一つ積み重ねていけば良いのです。

欲張りすぎず、一つのことに集中する

射法を勉強するときには、できるだけあらゆる知識を取り入れて、必要以上のこと意識しないようにしましょう。いわゆる、「欲張りにあれこれやりすぎる」ことをやめます。はじめは、一つのことを意識して、集中して稽古を行うことを意識してください。

知識ばかり詰め込んで、その言葉の通りに体の位置を決めたり、引き方を複雑にさせてしまうと、自分の体が逆に動かくなくなり、射法に悪影響を与える場合があります。

なので、射法の知識を頭に詰め込むが、一遍にやろうとしないことが大切です。

例えば、引き分けをするとき、なるべく大きく引くために大三で拳をこの辺に抑えよう。そのくらいの引き方なら大丈夫でしょう。

しかし、引き分けでは、伸び合うこと、詰め合うことが大事だと言って、引き分けるときに、とにかく引き絞って体、胸周りを緊張させて、腕ではなく肘で引くと言って、肘を意識したり、狙い目で眼を意識したり・・・

いろんなところを変に意識しすぎると逆によくありません。そうすると、かえって体を固くしてしまい、離れで変に引っかかってしまいます。

弓道は書かれている内容は最終的に自分の言葉で話すようになれて初めて「できた」と言えます。そのくらい一つの動作を考え、稽古をすれば、意識しなくてもその動作ができるようになります。

なので、教本に載っている言葉や指摘された内容は一遍にやろうとせずに一射につき一個のペースで何かを意識して、稽古をすることが大切です。

射癖があるなら、あるいは出かけているなら、そういったものを直す、出ないように意識する。ということを意識して稽古をします。

一個意識して、何かしらテーマを持って稽古をしていくことが大切です。あれやこれやと考えて稽古することはなかなか難しいです。

一稽古一テーマをもって毎日続けていって、どうしたらそのクセがなおるのか?考えてみたり、友達に聞いたり、真似したり、本やDVDを勉強することで、その一つが身につくのです。

私は、「足踏み、胴づくり」から押さえるベキところを学んで稽古をスタートし、そこから弓構え、打ち起こし、大三と積み重ねていって稽古をしていきました。

他の人に引き分けのときの肘の位置や拳の位置をあれやこれや言われましたが、その言葉は片隅にいれるだけ、足踏み胴づくりが自然とできるまで、引き分け、大三は特に何もいじりませんでした。

一つのことだけを意識していれば、やがて何も意識していないときでもそのことが意識できるようになります。このように、意識していたことを無意識にできるようになるまで、一つのことに集中して稽古するようにしてください。

一番、考えたくなるのは「手の内」と「引き分け」だと思います。しかし、手の内、引き分けだけを単独にいじるというのはとても難しいことです。

引き分けでこう引くとか、大きく引くとか、いろいろ意識のしかたがあると思いますが、何をやっても上達しない、うまくいかない場合、「その前の動作」を一つ、何かやること、ここがいけないのではと思うところを探して、稽古してください。

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