弓道が他の武道より優れている点〜型と実践と理論がバランスよくそろっている〜

私は高校時代から弓道を続けてきました。その間で他の武道も経験する機会がありました。

 

時間がたつにつれ、自分が将来何を究めたらいいのだろうかと模索した結果、結局弓道を続けることを志しました。

 

それは弓道が他の武道より圧倒的に優れている点があったからです。

 

弓道は他の武道には珍しく、「型」、「理論」、「実践」の三つがバランスよく盛り込まれている武道です。

 

型ばかり多い武道は実践的ではなくて、本当の精神力がつかない
居合はそうですが、「型」のキレイさを追求する武道が中には存在します。です。型を覚えて徹底的に稽古をすれば、キレイになり、昇段していきます。

 

しかし、こういう型ばかりの武道には一つ欠点があります。それは、型ばかりやってそれを実践できる「場」が少なすぎることです。

 

武道の世界にはこういう型というか踊りのような武道がたくさん存在します。ハッキリ言って、型ばかり稽古をして、その型を生かす場がなければその型をやる意味は果たしてあるのだろうか?と思います。

 

私は居合をやっていたときもありますが、最終的に辞めてしまったのは弓道のような型を大いに生かす「場」がなかったからです。

 

武術研究家、甲野善則さんは武術を究めるべく、最初合気道を始めたのですが、型を覚える稽古ばかりで型を覚えたら昇段させるという合気道の体系が合わず、創作武術を始めたという話があります。

 

弓には、その実践する場が射場にあります。型ばかり稽古したところで的中率が上がるのかというとそうではありません。

 

その型を生かす場というのがあり、型を覚えることも、実践的な内容も詰まった武道です。

 

体術のような実践的な武道は一人で稽古できない。
一方、剣道、柔道のような人を相手とする武道は自分の生かした知識をそっくりそのまま実践で生かせる武道はやってて楽しいと思います。

 

しかし、こういう武道はそういう実践的な稽古は人がいないとなかなかできないという問題があります。

 

例えば、あなたが道場に行きます。さぁ家でいろいろ試したい投げ技があるんだ、とやる気もあります。

 

しかし、行ってみたらその日はみんな忙しくてこれない、なんてことになったら、その投げ技を試すこともできません、乱取りだって、あなた以外に来た人が初心者だったらそれは実践でなくなります。

 

初心者から剣道や柔道を始めるなら、何回も乱取りをやって実力をつける必要があります。これが、時間のない社会人には大きな壁になります。

 

よほど、好きなら興味が持てるなら続きますが、やはり経験者にいろんなかわし方をされ、なすすべなくされてという乱取りが続きすぎると、モチベーションが下がり、道場に通うのが億劫になってきます。

 

かといって、忙しい合間、一人で練習するということもできません。投げ技は道場に行かないと身に着けることはできません。寝技の決め方だって人を使って稽古をしないとうまくなってきません。

 

しかし、弓道の場合はこれがありません。たとえ一人でも道場に行って的に張れば、一人で自分でやってきた稽古をすべて試すことができます。
3か月道場に行けなくても弓を持ってかえって家で稽古できます。

 

私は社会人になって、雪がひどかったり、雨がひどい日も様々な弓術書を読んで、自分の射に理論を取り組むため、一人で雨の中、ずぶぬれになりながら、一人で引くこともあります。

 

これが、柔道、剣道だったら、人が少なかったら、それだけやることが限られてきます。

 

・弓道は「型」と「理論」と「実践」がすべてバランスよく盛り込まれている。
以上の事で、弓道は他の武道に比べて、優れた武道と考えられます。

 

型があり、道具があれば、道場に行けなくてもひとりで稽古ができる。そして、その稽古で必要な理論がたくさんあります。

 

そして、その理論を存分に発揮できる場所がある。それでいて、人がいなくてもひとりでそのすべてを試せる武道です。

 

これだけ、いろんな環境がそろった武道は他に類を見ない武道であると考えられます。

 

最近になって、社会人になって弓道を始めてみる人が増えているのもこういった理由です。いろんな工夫ができるし、その工夫を試せる場所もあるので、やりやすいのです。

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