射の上達度を高める脇の下ですくいあげる打ち起こしするためには

打ち起こしは射の実力にかかわる大切な動作であり、上達するためには打ち起こしでの肘の位置と体の使い方を研究する必要があります。

 

ここでは、打ち起こしの適切な体の使い方とそれを行うための心構えについて解説していきます。

 
打ち起こしの肘の角度は「45度」、使う筋肉は「脇の下」
打ち起こしを上達するポイントは「肘の角度を45度以上上げる」ことと脇の下の筋肉を働かせることです。

 

肘の角度が45度以上上げる理由は肘が高くなると、「脇周り」「背中」「腰の後ろ側」といった、体の後ろ側の筋肉が引き上げられやすくなるからです。この筋肉は引き分けで主動となる筋肉となり、大きく体全体の筋肉を働かせた射を行うために必要です。

 

このときに重要になるのが脇の下の筋肉です。腕が肩ではなく、脇の下までつながっていると意識してすくいあげるようにあげましょう。すると、打ち起こしが自然と高くなります。

 

教本第二巻に登場する先生、神永範士は打ち起こしするときは脇の下の皮が上に上がるように、脇の下と肘の間の角度を広げるように打ち起こすと説明していました。宇野範士は打ち起こしはどこまでも上に上げ続ける気持ちで打ち起こしをすると話していました。

 

肩で打ち起こしをすると、弓の重心が上に上がれば上がるほど肩に荷重がかかり、上に上げればあげるほど肩がつまり、「上げ続けよう」という気持ちになりません。しかし、脇の下から救い上げると上に上げれば上げるほど脇の下の筋肉が伸び、張られるので、「もっと伸ばそう」という気持ちになります。

 

このため、打ち起こしでは肘の位置が高くなるように脇の下で大きく上げることが大切です。

 

弓構えで手首を曲げすぎないようにすると、打ち起こしが上がりやすくなる
打ち起こしを上に上げやすくするためには、弓構えの手首が重要になります。

 

特に親指です。弓構えで親指の向きが下に曲がっていると、手首が自然と曲がってしまいます。このままm、打ち起こすと肩に力が入ってしまいます。

 

このときのポイントは、小指と親指を少し寄せ気味にしましょう。小指を寄せると、手首が曲がりにくくなります。そして、親指は弓と弦の間に入れやすくなります。ここに入れるようにして弓構えを取りましょう。親指が下向きになりにくくなり、打ち起こしが上げやすくなります。

 

親指が弓と弦の間に入っていれば、手首をひねらなくても弦がしっかりかかっているので、筈がこぼれたり、弦が抜ける心配はありません。そして、この構えの方が打ち起こしは上に上げやすくなります。

 

慣れないうちは肩はあがっても良い
打ち起こしで脇の下の筋肉を使いやすくするために、胴づくりで首を伸ばして肩を落としましょう。肩を落とすと脇の下の筋肉がを触ってみると固くなっていることがわかります。できれば、この姿勢を維持し、肩関節があがらにように打ち起こすのが大切です。

 

ただ、慣れないうちはこの姿勢をとっても打ち起こしで肩関節が上がってしまう人がいます。その場合は、それは気にせず何回も高く腕を上げる練習をしてみてください。

 

打ち起こしを高く上げようとすると肩が上がったり、腕が突っ張ったりしてしまいますが、その状態がいつまでも続くわけではありません。何回も行えば、力みはなくなり、動作に慣れ、肩が上がらなくなってきます。そうなればこっちのものです。

 

手首に必要以上に力を入れず、肘は少し曲げた状態を維持して打ち起こししてみてください。ここで、肘が伸びきってしまうと、腕が疲れて腕は上に上がりません。

 

自分の目線までは何も考えなくても楽に上がりますが、そこから上は何かしら体の部位を意識してあげなければいけません。そのときは、拳で上げるのではなく、肩を上げるのではなく、肘だけを真上に上げるように意識してあげてみてください。

 

目先の射形のキレイさを手にいれるのではなく、何回も稽古し、体の中身も見た目も整った射形を手に入れることで、後に射の向上が期待できます。

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