会における「伸び合い」「詰め合い」の考え方を射に取り入れるには

弓道教本第一巻に「会」の説明で以下のことが書かれています。

 

「会において重要なことは伸び合いと詰め合いである。」

 

あなたは会において伸び合い詰め合いはどのように考えて射に活かせばよいかご存知でしょうか?会で余計なことをしてしまって離れが悪くなるのを防ぐために、これらの言葉を正確に理解する必要があります。

 

ここでは、会における伸び合い詰め合いの適切な解釈の仕方について解説していきます。

 

 「伸び合い」「詰め合い」という言葉は一切考えない方が良い
では詰め合い、伸び合いとはどういうものか?もう少し教本を調べてみると

 

第二巻では
会とは射の極地であって、・・・・「我忘吾」の境地に悟入し、天上天下唯我独尊の心境である。この境地に入ればすでに理屈は延べられない。小我を捨てて作為的なことをせず、ただ誠を尽くして無我の境に入るのである。(P129)

会は何本引いてもなかなか一様にならない、その出来ばえは「息合い」と「詰め合」の一致によって定まるもので、会のとき空になって離れるのが最も肝要である。(P131)

 

会に関して説明した文章を並べてみたが、果たしてこの意味がわかるでしょうか?会とは理屈、理論を超えた究極の状態と言えばなんか聞こえはいいかもしれませんが、要するにわからないものです。

 

この文章の中に入っている「伸び合い」「詰め合い」という言葉がありますが、「伸び」とはどういうこと?「詰め」とはどういうこと?具体的にどうなれば「伸び」なのか?どうなれば「詰め」なのか?伸びると具体的にどう結果が変わるか?

 
「詰め合い」「伸び合い」と言われても具体的な内容は難しすぎてとてもわかるものではありません。私もいろんな弓術書を読んだり、弓道の本を読んだりしてみたが、一体伸び合いとはなにか?伸び合いとは何かというのはわかりません。説明できません。

 

教本には伸び合いのことを気力の充実と表現しています。しかし、「気力」や「充実する」ということは、弓の抵抗力が最大限にかかっている姿勢でそのような抽象的なことを体現するのは困難です。

 

「会」とは、引き分けの究極の状態です。ある弓術書によると、会の状態は「引ききる所がない」と表現するほど、まさに矢束いっぱいに弓をひいた状態を指しています。このような状態には、今までやってきた押し引き動作に忠実に行おうという自分の気持ちに徹することが大切です。

 

しかし、ここで「詰め合い」「伸び合い」だと言って、無理やり肩根がはずれるくらい引こうとしたり、新たな力を使うことはかえって射の構造を壊す元となります。

 

ただ、指導者や教士の方は初心者に「しっかり会のときに伸びて〜」と話します。このように指導すると、引き分けまで保ってきた姿勢を崩してしまいます。そして、腕を動かそうとして詰まったような感覚、伸びているような状態を得ようとします。その結果、離れがゆるんだり狙ったところに矢が飛ばなくなったりします。

 

「伸び合い」「詰め合い」という言葉にとらわれて「拳」「肘」「胸」を不用意に動かして射の構造を壊さないようにしましょう。

 

会に入ってからは別に新しい力を入れる必要はありません。引き分けで押してきた左拳の押す方向と右肘の方向に向けて押し続けましょう。そうして、自分の感じるところでポンっと離れればとりあえず一射は成功となります。

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