呪術としての弓

呪術としての弓

 

弓矢は武器の代表であったので、呪力を代表して、表現されていたことが多く、狩猟社会では、野外の動物か無事射取られることを祈って、壁画に描いた動物のハートに矢が命中している画が多かったそうです。

 

日本での弓矢の呪術というと、代表的なもので「破魔矢」、「鳴弦」の儀式の話があります。

 

破魔矢とは正月の縁起物として寺院神社で授与される矢です。

鳴弦とは弦を鳴らして、弦の振動を霊的な作用として呪力と表現した信仰です。戦場では弦を鳴らして士気を高めたりすることがあったそうで、それは弦のバイブレーションに対する信仰があったからとされます。

弦楽器が神憑りや神下しに使われたのも、この鳴弦の変形であり、他の弓具が悪霊払いに使われたのはこの鳴弦の縁故からと考えられます。

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