足踏みが広すぎると早気になる可能性が上がる

弓道の世界で、「早気」はなかなか直せない射癖です。みなさんはどのようにして直そうとするでしょうか。

 

多くの人は早気なら、「気合いで会を持たせよう」と必死になって頑張ろうとします。ただ、このように射癖を「その悪い部分だけ直そう」と一部分だけ考えても、なかなか直りません。

 

早気になってしまうひとつの理由として、「足踏み」の踏み開く幅が挙げられます。ここでは、足踏みを踏み方による早気になる原因について解説していきます。

 

足踏みが広すぎると早気になりやすい
弓道の世界では、「初心者は脚を広く踏んだ方が良い」と教えられることがあります。あるいは、「膝の裏側をピンと張るようにした方が良い」と指導されることもあります。

 

このように教わる理由は、弓道において下半身の踏ん張る力によって弓の押し動作をより強めるためです。

 

しかし、足踏みの広く踏みすぎると「下半身が緊張しすぎてしまう」ことがあります。足踏みを広くしすぎると、上半身と地面との距離が近くなるため、上体が下半身にかかる重みが強くなります。これによって、下半身の無駄な緊張が生じます。

 

さらに足を広く踏んだ状態で少し重心を前に置くと背筋が固くなります。これは、解剖学的に言うと腰が反った姿勢となり「腰椎2、3番目」が前方にずれた姿勢となります。

 

この姿勢を取ると、背中の上部から首にかけての筋肉が固くなります。その結果、引き分けにおける「押し続ける」運動をしようとしても持続せず、弦を離してしまいます。実際に腰を反らした状態で歩いてみると、肩の上部の筋肉が上がってしまうことがわかります。

 

やせ形の人の場合、足踏みを広すぎることでお尻が出やすくなってしまうため、注意が必要です。足の開き幅を狭くして、上半身の力みを解くこれから弓道を学ぶ人は足踏みを広くする動作は2、3か月程度続けましょう。

 

次に、弓を押す動作に慣れてきたら、自分にとって、脚に力が入りすぎない程度に踏み開くようにしましょう。足幅を狭くすることで、腰の位置が上方に上がります。それによって、下半身の力みが軽減されます。

 

それにともない、上半身の力みも少なくなります。より強く弓を押すために打ち起こし以後で力んでいる筋肉を少なくするように工夫します。

 

それによって、弓の押し動作のときに活動できる筋肉が増えるため、会のときに「押し続ける筋力」と「押せる余裕」が生み出されます。

 

これらの内容を理解して、根気よく稽古を続けることで弓道で直しにくい早気を解消することができます。

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