第2条、五つの胴づくりの事

第二条五つの胴の事

反(はん)屈(くつ)、掛(けん)、退(たい)、中(ちゅう)。中にあり、胴には名あり重政問答の事。

 

胴づくりには5種類あります。うしろに反るのを「反」、前にかがむのを「屈」、的に傾くのを「掛」、その反対を「退(のくともいう)」「中にあり」とは、的前および近距離の目標に対しては、そらず、かがまず、かからず、のかず、真直ぐな胴づくりを最良とします。

 

 

すべての射の修行のどうづくりの根本は、中の胴にあるとの、「胴には名あり」とは中の胴造りを中連の身ともいい、的中には、この胴造りが大事であるの意味です。

 

 

ここで、「重賢重政問答の事」でこんな話があります。「重賢重政問答の事」とは、重賢重政父子の間に行われた問答のことです。

 

 

重政は「中の胴造りを最良とするならば反屈掛退の四つの胴造は、わざわざ列挙する必要がないのではないか」とに重賢に質問しました。そしたら、重賢はこう答えました。

 

 

「この四つの胴造りは良からずといえども、それぞれ応変の胴造りとして必要なときがあります。」その具体的は話は遠距離を射るには反、動揺多いときは屈、低い時は掛、高きは退とそれぞれの適した胴造りがあると説明しました。

 

 

なので、胴造りは「中胴」が良いと教本ではかかれていますが、それは固定された的の話では適しているという話で、的が変われば中胴は適さなくなります。

 

 
疑問点
中胴と記されていますが、中胴の具体的な状態がわからないため、注意が必要と考えられます。

 

真っ直ぐと記されていますが、真っ直ぐの定義が外か内部かで話が異なります。もし、内部と定義とするなれば、「背骨に湾曲がないこと」になります。

 

すると太っている人、痩せている人によって、たとえ同じ背骨の湾曲がなくなったとしても、上体の傾き具合が変わります。さらに、脊柱の湾曲がないことがないことが「胴が真っ直ぐになっている」とするなら、上体が右や左に傾いたとしても、中胴の状態となりえます(なぜなら、右や左に傾いても、前後の背骨の湾曲には影響がないからです)。

 

古くの弓道の書籍には、「胴の歪みはあってはいけない」と記しています。必要に応じて利用していたと記しているのであれば、これは4種類を使い分けていたというより、「外形は4種類あったが、中身における背骨の状態はほぼ変わりがない」と推察もできます。そのため、胴の外形が4つ+中があり、どのような状態であっても、中があるとも解釈ができるのではと考えています。

 

後、的中には中胴が大切と記されています。「的中には」という前置きが少し気になります。なぜなら、「胴にあり」と記されているだけで、「的中」という言葉が記されていないからです。日置流の射の理念があれば、「的中、矢飛びの威力、スピード」とも記した方がより正確になると考えられます。

 

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