弓道教本のメリット、デメリット

弓道を学ぶ人、射法を勉強する人、昇段審査を受ける人に必要な本が「弓道教本」です。

 

弓道教本は全日本弓道連盟のHPや全国の弓具店で買える本であり、わかりやすく言うと、学校の授業で使う教科書です。1〜3巻(4巻もある)もあり、各道場にだいたい一冊ずつ置かれています。

 

教本は学ぶ必要最低限の基礎的な内容がまとめています。なので、射法八節で大切な基礎、各動作で意識する形がコンパクトにまとめられています。

 

しかし、この弓道教本にはそれゆえのデメリットがあります。それは、教本の内容には、「なぜ、そうなるのか?」という理由や根拠が書かれていないからです。

 

例えば、弓道教本の打ち起こしの説明は「足踏みの角度は約60度とする」「打ち起こしの角度は約45度とする」と書かれています。

 

では、なぜ、足踏みの角度は60度なのか、なぜ、打ち起こしの角度は45度が適切なのか?その根拠や真意が教本には書かれていません。

 

教本二巻ではいろんな弓道の先生が八節の説明をしますが、その言葉のほとんどが精神的な内容や抽象度の高い言葉が多くて、理解がとても困難です。

 

胴づくりは「どっしり」のせるとか、打ち起こしは煙が立ち上るように、とか、離れは自然の離れが良いとか、とても抽象度が高く、理解するのは難しいでしょう。

 

教本のデメリットはそこにあります。書かれた内容を知識として覚えているだけで、それの意味や、言葉の真意、理論、根拠の説明がほとんどないことです。

つまり、射法が深く学ぶことができないのが致命的です。

そうすると、いざ、弓を勉強したとしても、残る内容は「耳ざわりのいい言葉」ばかりで肝心の中の内容はわからないままです。

 

例えば、私が昔通っていた道場では初心者が経験者に射を見てもらうときに、言っていることが人によって変わっているので「誰の言っていることを信じていいのかわからない」と初心者が嘆いていました。

 

あるいは、三段、四段もとっているかなりの経験者でも、教本はほんの数回ぱぁと流し読みしただけしかないと言っている人もいました。

 

これは、教本がそれだけわからない部分が多く、一般人では難しすぎて何を言っているのかわからないということを表しています。なので、目で見てわかる部分しか頭に残りません。

 

教本は内容がコンパクトにまとめてあるので、内容はそろっているのですが、その内容の根拠が真意がわかりません。

 

なので、弓道における体の使い方や合理的な弓の引き方を理解したいのであれば、教本以外の別の本を読む必要があります。

 

教本だけで弓道を上達させるのはとても難しいことであり、またその自分なりの考えがあったとしてもそれは独りよがりの解釈になる可能性が高いです

 

なぜ打ち起こしの角度は45度なのか、足踏みの角度は60°が適しているといえるのか?そういった内容を他の流派の説明に触れることで、理解できるようになり、弓の引き方や体の使い方が徐々に変わっていきます。

当HPでは、その流派によって違った射法の説明が全て載っています。教本のほとんどの射法の中身が載っています。間違った知識や独りよがりにならないように、ちゃんとした知識を身に着けて稽古をしてみましょう。

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